新日本プロレスの棚橋弘至(49)が4日の東京ドーム大会で現役を引退する。オカダ・カズチカとの一騎打ち。チケット完売で超…
新日本プロレスの棚橋弘至(49)が4日の東京ドーム大会で現役を引退する。オカダ・カズチカとの一騎打ち。チケット完売で超満員のドームに、どのような景色が描かれるのだろうか。
2008、09年をプロレス担当として過ごした。08年4月、全日本のチャンピオン・カーニバル決勝の諏訪魔戦で左膝前十字靭帯を断裂。手術後の退院を取材した際、千葉から世田谷区野毛の新日本プロレス道場まで車に同乗する機会があった。
当時は後楽園ホールを満員にできるか、微妙な状況だった新日本。それでも棚橋は「東京ドームを満杯にしたい」とその後も言い続ける夢を持っていた。渋谷にあった事務所に寄り、道場に向かった。到着すると、道場の前で中邑真輔がマイカーを洗車していた。
松葉づえ姿の棚橋を見た中邑は、努めて明るく「どうしたんですか。大丈夫ですか」と声をかけた。棚橋は「あとは任せたよ」と返した。中邑は「だったら自分は、次は誰に任せればいいんですか」とはにかんだ。短いやり取りだったが、互いに認め合う関係性が垣間見えた瞬間が、強く印象に残った。
その頃、二人は親しくもなければ、いがみ合うわけでもない関係性だったと記憶している。引退試合の相手はオカダ・カズチカだが、引退セレモニーに中邑真輔が登場することはあるのだろうか。地上波でも放送される時代の節目を、楽しみにしている。