2026年がスタートしました。筆者なりに今年の高校野球の見どころをご紹介したいと思います。DH制がスタート 各校の起用に…
2026年がスタートしました。筆者なりに今年の高校野球の見どころをご紹介したいと思います。
DH制がスタート 各校の起用に注目
まず、大きな変化はDH制の導入です。全国大会では今年のセンバツから導入され、同時期に行われる3月の各都道府県の春季大会も適用となります。
昨年8月に導入が決まった際に、さまざまな学校の監督に話を聞くと、歓迎の声が多かったです。普段の練習試合からDHを起用しているチームも多くありました。
各校の起用法に注目が集まります。高校野球でも、先発投手自身を指名打者として同時に出場させることを認める「大谷ルール」が採用されています。
山梨学院・菰田 陽生投手など打撃力の高い投手も多くいますので、どのように起用されるのか注視したいと思います。
このDH起用で脚光を浴びる打者が出てくると思います。こうしたニューヒーローも今年は現れることでしょう。
勢いのある九州地区、全国制覇が続く関東…各地区の勢力争い
各地区の状況も見てみましょう。
昨夏の甲子園で優勝したのは沖縄尚学。今年のチームにも末吉 良丞投手、新垣 有絃投手のダブルエースが残りましたが、九州大会では準々決勝敗退。その九州を制した九州国際大付が明治神宮大会で優勝を果たし、九州勢は勢いがあります。
関東地区も強力なチームがひしめいています。2024年は健大高崎、25年の横浜と関東勢のセンバツ優勝が続いています。昨秋の関東大会優勝・山梨学院、準優勝の花咲徳栄、ベスト4に残った専大松戸、佐野日大、ベスト8の横浜、浦和学院と強力な6チームがいます。
一方、近畿は2024年に京都国際が夏の甲子園初優勝を収め、昨秋は神戸国際大付が明治神宮大会準優勝しました。秋の時点だと、近畿大会に出場した智弁学園、大阪桐蔭の両校は関東のチームより強さがあり、センバツ、夏の甲子園でも躍進が期待できるかなと見ています。
各地方の勢力争いにも注目したいと思います。

名門校、伝統校の復活に期待
2025年は名門校・古豪の復活がありました。全国制覇2回の経験のある法政二が夏、桐蔭学園などを破り、ベスト16に進出。秋は33年ぶりの関東大会出場を決めました。1978年に春夏連覇の経験がある箕島が秋の県大会ベスト4、1976年に甲子園優勝経験のある桜美林が秋の都大会ベスト4入りしました。
2026年も、久々の躍進を見せる伝統校が現れることを期待して、多くの学校の戦いぶりに注目していきたいと思います。
大手予備校が高校野球に参戦!2年ぶりに単独参加する和歌山の私立高の戦いに期待
2026年4月から大学受験予備校の「四谷学院」が広域通信制の高校をオープンし、さらに15名の新入部員を迎え、茨城高野連に加盟し、茨城から甲子園を目指すことになりました。非常に革新的な取り組みをしており、高校野球界に新たな風を吹かせるのではないかと思います。
和歌山県の御坊市にある和歌山南陵の復活にも期待したいです。2024年“レゲエ校歌”が話題となりましたが、当時3年生18名(野球部10名)を最後に募集を停止していました。しかし、甲斐三樹彦理事長の手腕により、経営状態のは改善。生徒募集再開が認められました。昨年4月から硬式野球部は6名の新入部員と1名の転校生を合わせた7名で活動しています。『高校野球ドットコム』では同校の再生へ向けての取り組みを取材しました。取材を通して、現在の和歌山の二強である智弁和歌山、市和歌山に対抗するチームを作りたい思いがひしひしと感じられました。まず今春の県大会からどんな戦いを見せるのか、楽しみにしたいと思います。
今年はどの高校が全国の頂点を掴むのか。また旋風を巻き起こすのはどのチームになるのか。多くの学校の戦いぶりを取り上げたいと思います。