昨年11月に東京で開催されたデフリンピックで、陸上の400メートル障害で8位に入賞した岡山大3年の石本龍一朗選手(20…

 昨年11月に東京で開催されたデフリンピックで、陸上の400メートル障害で8位に入賞した岡山大3年の石本龍一朗選手(20)が市役所を訪れ、大森雅夫市長に結果を報告した。「ミスが一つでも勝てない戦いだった。納得いく記録を出せるようさらに気を引き締めたい」と語った。

 石本選手は山口県下関市出身で岡山大教育学部3年。社会科教員を目指しながら大学の陸上競技部で練習を続ける。一昨年と昨年の日本デフ陸上競技選手権で連覇し、初のデフリンピック日本代表を勝ち取った。昨年10月には自己新で日本記録でもある54秒65を出している。

 国内初開催となった東京での決勝本番は、初めて内側の1レーンで出走。三つ目のハードルを跳ぶ際、遠方のハンマー投げのネットが目に入りリズムを崩したという。結果は56秒86。「ネットとハードルが重なって見えた。一度ミスすると記録が出ない」と悔やむ。

 将来目指すのは中学校教員だが、目下の目標は今年の中四国インカレで好記録を出しての優勝。「次のデフリンピックのことはあまり考えず、基本的な走力を磨くためにしっかりと練習に取り組みたい」。何よりも納得できる記録を出したいという。(小沢邦男)