ポスティングシステムを利用して大リーグ入りをめざしていたプロ野球・巨人の岡本和真(29)の移籍先がブルージェイズに決ま…

 ポスティングシステムを利用して大リーグ入りをめざしていたプロ野球・巨人の岡本和真(29)の移籍先がブルージェイズに決まった。大リーグ公式サイトなどが報じた。

 カナダ・トロントに本拠を置くブルージェイズは、大リーグで唯一、アメリカ以外が本拠の球団だ。2025年シーズンは32年ぶりにワールドシリーズ進出を遂げ、大谷翔平らがいるドジャースに3勝4敗で惜敗した。

 大リーグ公式サイトによると、岡本の契約は4年で総額6千万ドル(約94億円)。本職が三塁手の日本人スラッガーとして、米メディアでは、ヤクルトからポスティングシステムを使って大リーグ移籍をめざした村上宗隆と比較された。

 その村上がホワイトソックスと合意した2年総額3400万ドル(約53億円)と比べると、2倍近い規模の契約になった。

 大リーグ公式サイトが2025年11月に公表した「打者パワーランキング(フリーエージェント編)」では、「ポテンシャルの上限は村上ほど高くないかもしれないが、2026年に米球界へスムーズに適応できる可能性は高いとみられる」と2023年まで6年連続で30本塁打を記録した安定性が評価された。

 日本のプロ野球で通算248本塁打を放った実績があるとはいえ、ブルージェイズで定位置をつかむのは簡単ではない。

 一塁手のゲレロは5年連続20本塁打超で、26歳にしてチームの大黒柱だ。三塁手には2025年のポストシーズンで30安打の新記録を作ったクレメント、指名打者には通算293本塁打のベテラン、スプリンガーがいる。

 球団は、2年連続最多安打の経験がある内野手ビシェットがフリーエージェントとなり去就が不透明なため、安定した打力に加え、内外野を守れる岡本を必要としたとみられる。

 岡本はポスティングシステムの利用を発表した際、「すごくレベルが高くて、世界一のリーグだと思うので、僕もそこでプレーしたいという思いで常にやってきました」と語っていた。

 米メディアの報道では、エンゼルスやパイレーツといった球団も移籍先の候補に挙げられていた。いずれもブルージェイズと比較すると定位置争いは激しくない。それでも岡本は、ワールドシリーズ制覇に燃えるブルージェイズへの加入を選んだ。(大宮慎次朗)