1・4新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」で、IWGP世界ヘビー級王者…

1・4新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」で、IWGP世界ヘビー級王者のKONOSUKE TAKESHITA(30)とダブル王座戦を行うIWGP GLOBALヘビー級王者の辻陽太(32)が必勝を誓った。TAKESHITAに勝利したあかつきには「IWGPヘビー級王座」を復活させたいという辻に、その真意を聞いた。

-1・4への意気込みを教えてください

「このダブルタイトルマッチに関しては、僕がヤングライオンの頃に、(IWGP世界ヘビー級に)ベルトが変わってしまった時からずっと思い続けていて。やっと形にできる機会が来たので、ここで負けるわけにはいかないですね。僕が今までで一番やらなきゃいけないこととして、自分に課してきた義務だと思っているので、しっかり(IWGPヘビー級の)ベルトを取り戻したいと思います」

-辻選手がこれまでも言ってきたのはアントニオ猪木さんが初代王者で、1987年から2021年まで存在した「IWGPヘビー級王座」を復活させるということですよね。そう思うきっかけは何ですか

「新日本プロレスというのはIWGPヘビー級が最高峰だったわけじゃないですか。そういうみんなが目指してるものを、そして今までチャンピオンが紡いできた血と汗の歴史を変えて、切ってしまったじゃないですか。TAKESHITAも『なんでいまさら過去に戻すのか』と言ってましたけど、別に僕は過去に戻したいんじゃない。新日本プロレスのプロレスラーとして過去にしっかりリスペクトを払って、そしてさらに未来にロマンを感じたいんですよ。過去を大事にできないヤツは未来も大事にできないと思うし、新日本プロレスの遺伝子を継いでいる者としては、そこにリスペクトは払わなきゃいけないと思いますね。それに、IWGPヘビーに戻すことで棚橋弘至の名をベルトに残すことができますから」

-最近のIWGP世界ヘビー級王座の扱われ方にも危機感を持っているとか

「ここ2、3年、AEWと組むようになってから、もっと言えば“世界ヘビー”になってから、IWGPの価値ってものすごく落ちたと思うんですよね。AEWでオープンチャレンジマッチで第4試合くらいでやったりとか(23年6月の王者SANADA対挑戦者ジャック・ペリー戦)。IWGPイコール団体最高峰のベルトって思えないくらいになっていると思うんです。IWGPイコール新日本プロレスだと思うんで。僕はベルトの価値を取り戻したいし、獲った後はその価値をしっかり守っていきたい」

-自分が王者になったら、IWGPの王座戦がそういう扱いをされたら試合を受けないとか、そういうことは考えていますか

「そういう風になったら僕はボイコットすべきだと思いますね。だから言います、僕は。新日本プロレスの大会でセミに(IWGPの王座戦が)組まれたら僕は試合しませんって」

-そういう意味では棚橋弘至選手の引退試合がメインイベントになっている1・4の試合順についてはどう思いますか

「僕はIWGPっていうのは常にメインであるべきだと思います。でも結局これが現実なんで。今のIWGP世界ヘビー級というのはそこまででしかない。そのベルトの価値を取り戻すため、そしてIWGPを守るためにも(TAKESHITAに勝ったら)メインじゃなきゃいけないって言い続けたいですね」

-そういう新日本愛にあふれる辻選手から見て、新日本の地方巡業には参加しないTAKESHITA選手はどういう風に映りますか

「TAKESHITAのやっていることはすごいと思いますよ。3団体所属なんて普通はできないことですし、アメリカの大舞台も何度も経験している。キャリアどうこう言うのはプロレス界の悪いところだと思いますけど、場数を踏んでるということは間違いなく強いですからね。技も派手な技で会場を盛り上げますからね。でも俺たちには新日本道場でスクワットやプッシュアップから始まった新日本プロレスのやり方がある」

-TAKESHITA選手が持っているプロレスの技術は相当高いと思います。でもプロレスは単に高度な技を見せればいいというものではないと

「プロレスってそれだけじゃないじゃないですか。僕はプロレスには力があると思っていて。人々の希望になることができる。それが新日本プロレスだと思うんですよ。何度倒れても立ち上がって、最後には壁を乗り越える、そういうものを見せなきゃいけないと思うんですよね」

-1・4は辻選手がどういう思いを胸に戦っているかということが伝わってくるような試合を期待します

「すごいこと、派手なことができればいい、っていうのはちょっと違う。僕にとってプロレスっていうのは、僕の人生を表現することなんで。高度な技を出し合うだけだったら別にプロレスじゃなくてもいいじゃんってなってしまう。この試合を通じて辻はこんな思いで戦ってたんだなとか、こういうことをしたかったんだなっていうのが伝わるプロレスを見せたいですね」