<ニューバランスカップ2026>◇3日◇予選リーグ第1日◇時之栖裾野グラウンドほか全国高校サッカー選手権出場を逃した強豪…
<ニューバランスカップ2026>◇3日◇予選リーグ第1日◇時之栖裾野グラウンドほか
全国高校サッカー選手権出場を逃した強豪校が集う、通称「裏選手権」が開幕し、静岡学園は1-1で西武台(埼玉)と引き分けた。
1点を追う後半にMF泉新(あらた、2年)が自ら獲得したPKを決めて、同点。タイトル奪還に燃える新チームはドロー発進となった。また、藤枝東は1-1で大成(東京)と引き分けた。
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静岡学園は苦しみながらも、負けなかった。6日間のオフ明けで臨んだ初戦は後半3分にセットプレーの流れから失点した。追う展開から徐々に主導権を握り返すと、伝統の個人技スタイルで打開した。同23分に泉がドリブル突破でPKを獲得。「自分で蹴ろうと思った」とキッカーを務め、ゴール右上に同点弾。追加点は奪えなかったが、ぶっつけ本番のチーム状況で上々の滑り出しを見せた。
指揮を執った斎藤興龍コーチも「体が重い中でも静学のカラーは出せていた」と及第点を与えた。昨年末は埼玉県に遠征。全国大会常連の強豪チームが集う大会で準優勝した。今大会のテーマはチームのベース作り。同コーチは「勝負にこだわりながら、ぶれない、崩れない土台を作っていく」と強調した。
昨年は1月の新人戦で優勝したが、県総体と県選手権は4強止まり。高校年代最高峰のプレミアリーグからも降格した。今年は再起の1年と位置付けている。MF加集啓太(2年)は「圧倒して勝たなければいけないというプレッシャーとも向き合ってやっていきたい」。同校の個人技スタイルに磨きをかけながらタイトル奪還も目指す決意だ。
4日の予選リーグ2日目は横浜創英(神奈川)、盛岡商(岩手)と対戦する。今大会にはBチームの練習試合が組まれており、実戦を通してチーム強化を図っていく。斎藤コーチは「明日以降はもっとよくなっていくと思う」。17日に開幕する新人戦を見据えた腕試しは選手にとって自身をアピールする貴重な舞台。泉は「新チームがだんだんとできあがっていく中で選手の競争がある。見ている人が楽しいサッカーをしても勝たないと意味がない。今年は結果にもこだわっていきたい」と強い決意を口にした。【神谷亮磨】
◆ニューバランスカップ 前身の時之栖カップが2016年に改称し、現大会名となる。参加基準は過去3年間に全国大会出場経験があることなど。毎年、全国選手権の日程と重なる年始に開催されるため、通称「裏選手権」とも呼ばれている。3年生が引退した新チームの強化を目的に開催され、今年は36校が出場。2日間の予選リーグは4校を9組に分け、各組1位と各組2位の上位7校を合わせた計16校が決勝トーナメントに進出。6日に決勝が行われる。昨年は今冬の全国選手権で8強入りした鹿島学園(茨城)が優勝した。