◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=…
◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)
総合6位に終わった駒大は、当日変更で10区に起用された佐藤圭汰(4年)が1時間7分31秒で従来の記録(1時間7分50秒=中倉啓敦、22年)を19秒上回る区間新の走りで意地をみせた。
駒大は3年ぶりの総合優勝を目指したが、往路7位とまさかの出遅れ。復路は6区に伊藤蒼唯(あおい、4年)、当日変更で7区に谷中晴(はる、2年)、8区に山川拓馬(4年)と主力をつぎ込んだが、トップを快走し続ける青学大の背中は遠かった。
最終走者となった佐藤は過去2年恥骨のけがに悩まされ、1か月前には大腿骨を疲労骨折。故障個所に痛みはなくとも、「怖いなとはずっと思っていました」。箱根を走ることに迷いもあった。「いざ走ったとして、もう我慢できないぐらい痛くなってしまって、途中棄権とかもあるかもしれない。いやこれ、結構まずいなと思ったんですけど。もう本当に賭けでした。いつ痛くなってもおかしくないんで」。そんな不安の中でも出走を決めたのは、チームへの思いの強さだった。「やっぱり自分が走らないと、このチームはいいところに行けないと思ったんで。もうなんとしてでも。本当は往路が走りたかったんですけど、10区だけでもせめて走って、チームに貢献したいなって思ってエントリーしました」と胸の内を吐露した。
これが最後の箱根となる。「今回はすごいなんか印象に残ったっていうか、もうひやひやでやばかったのが今、一番あります。出るって決めても、ずっと不安だったんで。よく走れたなって自分をほめたいと思っています」と最後は安堵の表情を浮かべた。