開催48回目となるダカールラリーの2026年大会は、1月3日の競技スタートに先駆けて車検と書類確認が終了した。前年大会の…
開催48回目となるダカールラリーの2026年大会は、1月3日の競技スタートに先駆けて車検と書類確認が終了した。前年大会の覇者でサウジアラビア出身のヤジード・アル-ラジ(トヨタ・ハイラックス)、連覇阻止を狙うダチア・サンドライダーのナッサー・アル‐アティヤ、セバスチャン・ローブ、フォード・ラプターを駆るカルロス・サインツ、マティアス・エクストロームなどの強豪も顔を揃えている。
紅海沿岸の街、サウジアラビアのヤンブーをスタートし、8000km以上の走行を経て1月17日のフィニッシュを目指す過酷な競技は、まずは22kmと短いプロローグランで幕を開ける。

2016年に初めてダカールに参戦して以来、今回が10回目の挑戦となるローブは、悲願の初優勝を狙う。これまでポディウムフィニッシュを5回、ステージ優勝は28本をマークしており、このダカールが開幕戦となる世界ラリーレイド選手権(W2RC)でも3年連続でシリーズトップ3に食い込んでいる。昨年のモロッコでは初優勝も挙げるなど、調子を上げている。
「ここのところのレースでは、適切なペースでの走りながら、適切な場面でアタックを選ぶことができている。とはいえ、モロッコでの勝利は紙一重、ほとんど差がなかった。ライバルたちも、必死に戦っている。モロッコでは、ずっと全開でアタックして、みんながほぼ同じタイムだったから、チャンスは大きく広がっているということ」

サンドライダー勢は、今回4台がエントリー。優勝候補筆頭は、ダカール制覇通算5回を誇るカタール出身のアル‐アティヤだ。昨年はブラジルの若手、ルーカス・モラエスにW2RC連覇を阻止されたものの、 依然として自らの可能性を強く信じており、台頭する新世代に屈服しようとはしていない。
「ダカールで勝つことは、いつだって自分の夢。戦いはタフだし、このチャレンジができることがうれしい。自分自身も成長を続けている。より経験を積み、サンディでも岩だらけでも、どんな路面でもいい走りができる感触がある」とアル‐アティヤは自信を見せる。

W2RC初王座を獲得したモラエスは、このダカールではアル‐アティヤのチームメイトとして登場。23年に初参戦したダカールでいきなり3位フィニッシュを遂げており、プロローグランで初めて、サンドライダーでの競技走行に臨む。
「ステディな走りを続けて、2週目にいい戦いができるようにしたいね」とモラエスはプランを明かす。
サンドライダーに立ちはだかるラプター勢は、サインツ、エクストローム、ナニ・ロマというベテランがステアリングを握る。昨年のダカールでは、エクストロームがアル‐アティヤを制して3位フィニッシュ。
サインツはリタイアを喫したものの、今年の戦いに手応えを見せている。
「ダチア勢は、昨年の時点ですでにいいレベルにあったが、あれから自分たちやトヨタも良くなっている。昨年のモロッコですでに分かったように、ものすごく僅差の戦いになると思う。今回は、少なくとも12人が優勝できるドライバーではないだろうか」
また、このダカールでデビューを飾るディフェンダー・ダカールD7X-Rを駆る強豪ステファン・ペテランセルは、ストックカークラスの注目のエントラントだ。
