予算削減からの再投資、今井獲得で日本市場進出を本格加速 アストロズは2日(日本時間3日)、今井達也との正式契約を発表した…

予算削減からの再投資、今井獲得で日本市場進出を本格加速

 アストロズは2日(日本時間3日)、今井達也との正式契約を発表した。最大99億円との報道もある大型契約の背景には、球団が昨年結んだ日本企業との契約、そして予算削減後の再投資で、日本市場開拓への布石があるとチーム番記者が分析した。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のアストロズ番を務めるチャンドラー・ローマ記者が、この契約について言及。「予想できませんでしたし、アストロズを追っている人間でこれを予想していた人はいなかったと思います」と率直に語った。

 球団の財政状況について、ローマ記者は「(球団関係者から)聞かされて、(実際に)私が報じていたのは、(アストロズは今オフ)ぜいたく税の課税ラインを気にしているので、(使える)資金があまりないということでした」と説明した。

 しかしアストロズは複数の選手放出により予算を確保していた。「マウリシオ・デュボン内野手をトレードで放出、チャス・マコーミック外野手、ルイス・ガルシア投手を(FAで)放出、ラモン・ウリアス内野手も(DFAで)放出したので、約1600万ドル(約25億900万円)の削減をしたということは伝えないといけません。これ(今井の獲得)は予算削減した再投資なんです」と分析した。

 そして最も注目すべきは、ローマ記者が指摘した球団オーナーの戦略だ。「アストロズのジム・クレインオーナーは日本市場、アジア市場を開拓したかったと思います。約1年前くらいの今日、本拠地をダイキンパークに改名したのは偶然ではないと思います。ダイキンは本社をオオサカに構える日本企業です。少しでもいいので、彼らは日本市場やアジア市場に足跡を残したかったんです。これは非常に大きな助けになるでしょう」と語った。

 今井は(エース)ハンター・ブラウンに次ぐ先発ローテの一角として期待される。アストロズの本拠地命名権獲得による日本企業との関係強化と、今回の今井獲得が連動した戦略的な動きである可能性が浮き彫りになった。(Full-Count編集部)