◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=…
◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)
“古桜復活”を目指す日大が2014年以来12年ぶりのシード権へ、9区の主将・中沢星音(せおん、4年)がシード圏内の10位でタスキをもらって走り出した。
箱根92回の出場を誇る名門で3年生から主将を務める中沢。前々回大会では同区を務めるも「自分の実力不足もあって、仲間に迷惑をかけてしまった」区間19位と苦戦。今回はシード権争いの行方を左右する中で「しっかり戦いたい」と前を向く。
今季は苦しいシーズンを過ごした。春先に練習中に息苦しさを感じ、病院へ向かうと肺気胸と診断を受けた。最終学年での想定外の出来事に不安も募ったが、走れない期間は、主将として仲間を支えることに尽力した。「各選手に反省点や目標をよく聞いていた」と主将自ら献身的な姿勢を見せ、チームを一つにまとめた。その結果、今季は1万メートル28分台以下の選手を17人擁する史上最速軍団へと成長を遂げた。
リハビリを経て昨年7月に戦列復帰。ピークを箱根一本に定めて調整を重ね、予選会ではケニア人留学生エースのキップケメイ(3年)に次ぐチーム2番手の個人42位とけん引し、チームの4位通過に貢献。新監督も「よくここまで戻してくれた」と目を細め、本戦での活躍に期待かけた。