<棚橋弘至を愛してま~す 引退連載 8>1・4新日本プロレス東京ドーム大会で、「100年に1人の逸材」「エース」と称され…
<棚橋弘至を愛してま~す 引退連載 8>
1・4新日本プロレス東京ドーム大会で、「100年に1人の逸材」「エース」と称され、長年団体をけん引した棚橋弘至(49)が引退する。数々の激闘を繰り広げたオカダ・カズチカ(38=AEW)との引退試合が迫る中、プロレス愛にあふれるサッカー元日本代表の岩本輝雄さん(53)に棚橋への思いを聞いた。
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今回、東京ドームが満員になりますよ。その事実を見れば、棚橋選手はさすがだなと、そのすごさが分かると思うんです。増やした席も含めて東京ドームのチケットが完売になるなんて、最近ではなかったことですから。もちろん、対戦相手がオカダ選手であることも素晴らしい。米国で激しい戦いを繰り広げる最中、棚橋選手のために参戦してくれる彼の人望を物語っていますよね。引退試合ではありますが、過去の戦いのように激しい攻防を期待しています。棚橋選手がハイフライフローを連発して、オカダ選手もレインメーカーを5、6発ぶち込むような。
棚橋選手は両膝が悪いし、満身創痍(そうい)だとは思いますが、ここまで新日本プロレスのトップで戦い、団体のためにやってきた。チャンピオンとして団体を引っ張ることは大変なことだと思いますが、何の文句も言わず結果で引っ張った。棚橋選手のキャラクターに当初は批判もあったけど、結果でそれをねじ伏せた。プロは結果が全てですからね。20年間トップ戦線にいること自体、サッカー界で言うとCロナウド(アルナスル)、メッシ(マイアミ)のようなスターですよ。
僕は小さい頃はアントニオ猪木さんを見ていたけど、猪木さんには「華」があった。棚橋選手も一言で言うと「華」がある。オカダ選手や内藤(哲也)選手も同じかもしれないけど、いないといけない存在であり、会いに行きたい存在だと思います。
強いチャンピオンであるだけじゃなく、プロレスがうまいとも感じます。どんなに劣勢でも一発カウンターで相手の勢いを止めたり、何より相手の良いところを引き出し、受け止めた上で勝つ。それにより、ハイレベルな攻防の試合、名勝負が多いと思うんです。
自分が勝つだけでなく、若手を指導して成長、育成をしてきた。全てをかけて新日本プロレスのために動いてきた。これからは社長として、日本人、外国人も含め、すばらしい選手、次のスターを育ててもらいたいし、棚橋選手ならできると思います。「新日本プロレスのチケットが取れないじゃん」と言われるくらい、新日本プロレスを盛り上げてもらいたい。
ただ、1つだけ。社長業が忙しくてできるかどうか分かりませんが、まずはけがをゆっくり治して休んでもらいたいです。そしてスターを育てて新日本プロレスをすごい団体にしてもらいたいです。
とは言え、まずは1・4ですよね。僕も棚橋選手の最後の戦いを見に行きます。本当に期待しています!