阪神が青学大の最強バッテリーをドラフト1位候補に挙げていることが2日、分かった。最速154キロの本格派右腕・鈴木泰成投手…

阪神が青学大の最強バッテリーをドラフト1位候補に挙げていることが2日、分かった。最速154キロの本格派右腕・鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)と強肩強打の渡部海捕手(3年=智弁和歌山)。同大学の黄金期を支えてきた逸材コンビだ。今年の新人・立石正広内野手(22)らとともに球団の未来を担う存在として熱視線を送る。また、関西地区の将来性豊かな投手にも注目している。

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阪神はチームの太い「幹」になれる選手を探している。今年のドラフト候補でその筆頭となり得るのが、東都大学野球で躍進を続ける青学大の最強コンビだ。球界関係者によると、阪神はバッテリーを1位候補として高く評価している。

鈴木は身長187センチの長身から投げ下ろす最速154キロの快速球と、鋭いフォークが持ち味。伸びやかなフォームでスケール感も漂わせる。東海大菅生から注目され、大学では抑えなどショートイニングで力を発揮してきた。3年時は先発でも適性を示し、また評価を上げた。阪神下村は大学の3学年先輩にあたる。

そして渡部だ。智弁和歌山で2年生捕手として夏の甲子園制覇に導いた。青学大では1年春からいきなり正捕手を任された。阪神下村、広島常広、中日中西とドラフト1位でプロに進んだ先輩たちを堂々とリードしてきた。青学大は渡部が入学して以来、リーグ6連覇と負け知らず。高校、大学と「勝てる捕手」の名をほしいままにしてきた。

阪神は今年33歳の坂本を中心に、伏見、梅野のベテランコンビと好捕手をそろえるが、次代の正捕手がまだ見えてこない。大型捕手の渡部はうってつけだ。

昨年のドラフトで3位までを大学生野手で固めた。その前の2年は上位2人が投手だった。長いスパンでバランスを整えてきた。今年はほかにも大型二刀流の山梨学院・菰田陽生や、立命大・有馬伽久投手ら逸材が多い。継続性を意識して投手、野手をまんべんなくマークしていく。

球団創設90周年を優勝で飾った。球団創設100周年に向かって「次の10年も強くあり続ける」を旗印としている。強いチームの根幹となるのはドラフト。青学の最強バッテリーを軸に、逸材たちを追いかける。

◆鈴木泰成(すずき・たいせい)2004年(平16)5月28日生まれ、茨城県ひたちなか市出身。田彦小1年で勝田野球スポーツ少年団で野球を始め、スワローズジュニアに選出。田彦中では友部シニア。東海大菅生2年春に甲子園出場。青学大1年春からベンチ入り。2年からリリーフエースで活躍。3年春に先発デビューした。50メートル走6秒0。遠投105メートル。187センチ、79キロ。右投げ右打ち。

◆渡部海(わたべ・かい)2004年(平16)8月20日生まれ、大阪市出身。遠里小野小1年で大阪ゴールデンファイヤーで野球を始め、住吉ボーイズではU15日本代表。智弁和歌山では2年時の21年夏に全国制覇。3年夏も甲子園に出場し、U18日本代表選出。青学大では1年春から出場し、3年秋まで東都6季連続優勝。2年秋はMVP。大学日本代表候補。180センチ、88キロ。右投げ右打ち。