2026年が幕を開けた。様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の昨年を、都道府県別に振り返ってみたい。 愛媛県では…

2026年が幕を開けた。様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の昨年を、都道府県別に振り返ってみたい。

 愛媛県では夏決勝で激戦が繰り広げられた。済美が、延長10回タイブレークの末に松山商に逆転サヨナラ勝ちを収め、7年ぶり7度目の甲子園出場を手にした。10回表に2点を勝ち越されたが、その裏に敵失、犠牲フライ、適時打で3点を奪って逆転。先発の梅原 朋貴投手(3年)の好投に報い、土壇場で試合をひっくり返し、夏甲子園切符をつかんだ。

 「夏将軍」と呼ばれ、夏に強さを発揮する伝統校の松山商は、最後まで粘ったが、24年ぶりの夏甲子園には届かなかった。最速144キロの絶対的右腕エース・小林 甲明投手(3年)は全5試合完投も、最後に力尽きた。

 春4強、夏8強だった西条では、最速143キロ左腕・宇佐美 球児投手(3年)が注目を集め、プロのスカウトから熱視線を浴びていた。ドラフト会議で注目されたが指名がなく、大学をへて4年後の指名を目指すことになる。

 夏甲子園では済美が東洋大姫路(兵庫)に敗れ初戦敗退。愛媛県勢としては21年の新田以来、夏の甲子園では4年連続初戦敗退となってしまった。

 春は新田が今治西を破って、4年ぶり9回目の優勝。秋は、松山聖陵が8年ぶり2回目の優勝を果たした。

 大会開催方式で大きな変更があった年でもあった。24年度まで、春季県大会は東予・中予・南予地区に分かれてベスト16を決める地区予選を行い、その後、休養日1日を挟んで1、2回戦、準決勝、決勝を連戦で行うことが通例となっていたが、25年度からは地区予選を廃止。夏の県大会と同じく、地区のくくりを設けず1回戦から県大会を開催する大会方式となった。