◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴー…

◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 2年連続シードの帝京大は、5時間30分25秒で往路17位と低調だった。青学大、駒大、国学院大、早大、中大の「5強」に割って入る存在という前評判から一転、シード圏内からも遠ざかる苦しい展開。1区の原悠太(3年)が区間19位、2区のエース楠岡由浩(3年)が区間20位と大苦戦。それでも3区の島田晃希(4年)が区間5位など後続が望みをつなぎ、復路での逆転シード権を狙う。

 帝京大にとっては、まさかの展開だった。「5強崩し」と目されたファイヤーレッドのウェアは、戸塚、平塚の両中継所を最後尾で通過した。3区でタスキを受けた島田は、序盤の展開を振り返る。「こういうレース展開になることは、あまり予想していなかった」

 1区の原はハイペースについていけず、19位で鶴見中継所へ。5000メートルの大学記録を持つエース・楠岡に2区で巻き返しを託したが、立大に逆転されて20位に後退した。1分38秒差までリードを広げられた。

 エース区間での大失速という危機の中で、後続は奮闘した。ハーフマラソンで大学記録を持つ島田が19位立大との差を26秒まで縮めると、4区の谷口颯太(3年)が区間7位の1時間1分51秒で19位に浮上。5区の浅川侑大(3年)が区間8位の1時間11分51秒で山を上り切り、17位でフィニッシュした。「シード圏内に届かず終わってしまって、自分の力のなさに悔しい思いがある」と浅川は悔し涙を流した。

 だが、勝負は終わっていない。復路には、昨年6区4位の広田陸(3年)、主将の柴戸遼太(4年)ら箱根経験者が控える。浅川は「本当に自信を持って復路のオーダーを組めている。絶対に(シード権へ)いけないということはない。諦めることなく頑張ってほしい」と仲間の逆転を願った。(古澤 慎也)