<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)往路4位に終わった出雲覇者にあって、その輝きは際だ…

<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)

往路4位に終わった出雲覇者にあって、その輝きは際だった。国学院大の青木瑠郁 (4年)が1区で区間新。1時間0分28秒で走って22年吉居大和(中大)の従来記録を12秒も塗り替えた。「先頭で渡すことが仕事だった。全日本で迷惑をかけて(区間9位)悔しかった分、自分が先頭ならチームも一体感を持てる」と胸を張った。

スタートは出遅れて集団の最後尾につけ、序盤は第2集団で走ったが、火がついた7キロすぎに先頭集団へ追いつく。17キロ手前で飛び出すと、あとは独り旅だ。ゴールの先にあったのは区間新だけでなく、今年、全大学の全4年生で唯一の3大駅伝「皆勤賞」だった。

1年時の出雲駅伝1区(7位)を皮切りに、同年の全日本大学駅伝で18歳にして区間賞を獲得。その後も出走し続け、有終の美を飾る3大駅伝の12区間目=最後の箱根路で区間新が舞い込んだのも、劇的だった。

チームの歴史も塗り替えた。19度目の出場にして、大学史上初となる先頭リレーを実現。その1ページ目を刻み、前田監督から「たすきを先頭でつないだことがない大学。果たしてくれて歴史的。非常に大きい」と感謝された。青木がいなければ初の総合優勝も諦めざるを得なかったが、望みがつながった。【木下淳】