<全国高校サッカー選手権:流通経大柏5-1大分鶴崎>◇2日◇3回戦◇フクアリ前回大会準優勝の流通経大柏(千葉)が大分鶴崎…

<全国高校サッカー選手権:流通経大柏5-1大分鶴崎>◇2日◇3回戦◇フクアリ

前回大会準優勝の流通経大柏(千葉)が大分鶴崎に5-1で逆転勝ちし、2大会連続の8強入りを果たした。

後半開始から投入されたFW金子琉久(3年)が3得点の大暴れ。前半、らしくないプレーが続いたチームを救った。次の相手は前回大会で名勝負を繰り広げ、昨夏の高校総体では準決勝でPK負けしたライバルの大津(熊本)に決定。4人いるプロ内定者でも先発は確約されない分厚い選手層で日本一まで駆け上がる。

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ハイレベルな競争が流通経大柏の強さの根源だ。後半2分、途中出場して間もない金子はゴール正面でボールを受けると、キックフェイントで相手をかわし、左足でゴール右に沈めた。貴重な逆転弾に「前半はみんなの動きがあまり良くなかったので自分が勝負を決めようと思っていた。ボールを持ったら1本目は必ずゴールに行くと決めていた」と胸を張った。

悔しさも力に変えた。初戦は先発の機会を得るも、不発。「シュートも打てなくて、コントロールも全部ミスってしまって、本当に力んでしまった」。この日のスタメンを東京V内定のFW大藤に譲ったが、その大藤と交代直後にいきなり結果を出すと勢いに乗った。同24分に加点すると、追加タイムには頭でハットトリックを達成。人生初の快挙に「良かったです」と笑顔を見せた。

プロ内定者が4人いるタレント軍団だが活躍次第で序列は崩れる。金子は「プロだからとかは本当に気にしなくて、どちらにせよ自分も将来的にはプロになると決めてるので」とサラリ。準々決勝の相手は昨年、好勝負を展開した大津。総体の準決勝で敗れた因縁の相手だ。「夏は自分のせいで負けた。リベンジしたい」。昨冬はスタンドから応援していた男が燃えている。【佐藤成】