<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)青学大の黒田朝日主将(4年=玉野光南)が、初の山登…

<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)

青学大の黒田朝日主将(4年=玉野光南)が、初の山登り5区は「サプライズ」として隠し通していたことを明らかにした。当日エントリー変更で驚かせ、レースでそれ以上に仰天させた。

前年、同じ青学大の若林宏樹がマークした区間記録1時間9分11秒を1分55秒も更新する1時間7分16秒の区間新を樹立。トップと3分24秒差の5位から追い上げ、ひっくり返した往路優勝の立役者は、報告会の後にも取材に応じた。

昨年までは花の2区で区間賞と区間新。適性はあると言われていた中で驚異のタイムをたたき出したが、その起用は「12月初旬」に決まっていたという。

「12月に入ってから…強化合宿の後ですね。初旬から、まあ中旬にかけて」

その後、原晋監督も当然のように暗幕を張った。公の場で1年生の「山要員」を抜てきする可能性を示唆していたが、黒田には好都合。「1年生が、しっかりその山要員として力があることは間違いない話でしたけど、その上で自分が走ることが、ファンの人たちにとっても、すごいサプライズかなとは思っていたので」と笑みをこぼし「うまいこと、隠していこうという感じで思っていました」と打ち明けた。作戦成功? の問いにも「そうですね、はい」と目尻を下げた。

昨年は2区新の後に芦ノ湖へ登り、若林を出迎えていた。その先輩には「昨日の晩に走ることは伝えたんですけど、もう若林さんからは『アドバイスは何もないよ。自分の走りをしてくれ』というふうな言葉をいただきました」とも、やりとりの一端を紹介した。

1年前は本人にとっても想像していなかったそうで「全く考えていなかったので(当時)来年、若林さんの記録を超えるとか、そういう目では全く見ていませんでした。68分台は出せるかな、くらいで」。一方で「去年と一昨年の山登り映像は自分として持っているので、若林さんの走りは見返して参考にさせてもらいました」と生かしていた。

結果が、箱根史に残る大逆転劇。「正直、トップは厳しいとは思っていましたね」という本人の想定も上回る登頂が現実になった。