大相撲の横綱大の里(25=二所ノ関)が2日、茨城・阿見町の部屋で今年最初の稽古に臨み、計12番相撲を取るなど早速、本格的…
大相撲の横綱大の里(25=二所ノ関)が2日、茨城・阿見町の部屋で今年最初の稽古に臨み、計12番相撲を取るなど早速、本格的な稽古を行った。四股などの基礎運動で汗を流した後、三段目の藤宗を指名して5連勝。さらに幕下の花の海を指名して連続7番取り、5勝2敗と、計10勝2敗だった。稽古後「明けましておめでとうございます」と、礼儀正しく報道陣にあいさつしてから取材に応じた大の里は「藤宗とやって、体が動いていたので花の海ともやりました。まだまだ完全じゃないけど徐々に。初日に間に合うようにやっていきたい」と、初場所(11日初日、東京・両国国技館)を見据えた。
年末は12月30日まで稽古を行っていたこともあり「正月というものを、あまり感じなかったですね。昨日も普通に過ごして」と、年越しという感覚はなかったという。ただ、前日の元日は部屋の他の力士が、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)を前に目標を掲げる中、大の里は「綱打ちなどで、今年もみんな、引き続き忙しくなるのでお礼を伝えました。『ありがとう』と」と、気持ちを引き締めたという。
昨年11月の九州場所では、優勝争いのトップで並んで迎えた千秋楽を、左肩鎖関節脱臼のために休場した。そこから、相撲を取る稽古は、この日が2度目だったが、恐怖心などは「もうないです」と、きっぱりと話した。初土俵以来、初めて休場を経験。昨年1年間を振り返り「悪くはなかったですけど全てにおいて。ただ、最後の最後が心残りで。いい1年でしたけど、最後のあれ(休場)が、悔しさであり心残り。そういうことにも気を付けて、2026年、しっかりとやっていきたい」と、表情を引き締めた。
また元日は、出身の石川県が甚大な被害に遭った能登半島地震から2年という日でもあった。それだけに「まだ大変な状況であったり、避難している方もいたり、普段通りの生活ができていない方もたくさんいる。そんな石川県の方が、たくさん応援してくれていると思うので、1月場所から、いい報告を地元にできるように頑張っていきたい」と、地元に勇気と活力を届ける優勝を目指す決意を述べていた。