◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴー…

◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 2年ぶり71度目の出場となる東農大は、1万メートルで日本学生最高記録(27分21秒52)を持つ大エース前田和摩(3年)が2区に初めて出走。首位ろ52秒差の10位でたすきを受け、笑顔で走り出した。

 初出場した第100回大会はケガの影響もあって、7区13位だった。第101回大会は、左の肺気胸を患い予選会にすら出場できなかった。チームは10位通過した順大に史上最小に並ぶ1秒差の11位で敗退し、エースは悔しさにまみれた。今大会はその雪辱を果たす舞台でもある。「強い選手がたくさんいる区間。そこで上を目指せたら、自分にもチームにもいい効果がある」とエース区間での力走を誓っていた。

 ◆前田 和摩(まえだ・かずま)2005年1月16日、兵庫・西宮市生まれ。20歳。深津中時代はサッカー部でセンターバックとして活躍。報徳学園高に入学後、本格的に陸上を始める。3年時の全国高校総体5000メートルで日本人トップの4位。東農大1年時の箱根予選会で、当時のU20日本歴代2位の1時間1分42秒で日本人トップの9位。2年時の日本選手権1万メートルではU20の日本新記録となる27分21秒52で3位に入った。177センチ、55キロ。

 ◆東農大 1919年に独立した競技部として創部。箱根駅伝には21年の第2回大会に初出場。最高成績は2位(77年)。往路は優勝1回(74年)、復路は最高2位(77年)。出雲駅伝は最高5位(91年)。全日本大学駅伝は最高2位が5回(74~77年、85年)。タスキの色は松葉色。大根を持って踊る「青山ほとり」(大根踊り)は応援団の名物。長距離部員は47人、学生スタッフは7人。主なOBは24年パリ五輪男子マラソン代表の小山直城(ホンダ)ら。