◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール…

◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 102回目の継走が定刻の午前8時に始まった。

 1区はスタートして約50メートルで左折する。「トップで第1コーナーを回った選手が区間賞を取る」説がある。積極的な姿勢が、その根拠とされており、実際にその確率は高い。今回は、当日変更で投入された中大の藤田大智(3年)がトップで回った。そのまま、積極的に引っ張り、レースをリードしている。

 ただ、その定説を大きく覆した選手もいる。2020年大会で、創価大の米満怜は最下位で左折し、1時間1分13秒の当時歴代2位の好記録で創価大初の区間賞を獲得した伝説を残した。号砲直前、他の20選手が緊張感を漂わせ、腰をかがめて構える中、悠然と立っていた。号砲が鳴った後も猛然と走り出すライバルより約1秒遅れでスタートした。転倒、あるいは転倒に巻き込まれる、というリスクを徹底的に排除。「大牟田高(福岡)時代、スタートで転んで痛い目に遭ったことがあります。その経験を糧に大学入学後、力を使わないスタートをするようになりました」と明かした。

 長い箱根駅伝の歴史では、スタートでも多くのドラマが生まれている。