◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴー…
◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)
102回目の継走の号砲が迫り、往路スタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が行われた。
史上初となる同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を狙う青学大は、エースで主将の黒田朝日(4年)を山上りの5区に投入した。マラソン日本学生記録(2時間6分5秒)を持つ走力に加え、上り適性も抜群。順大の今井正人、東洋大の柏原竜二、青学大の神野大地に続く「4代目・山の神」襲名の候補筆頭に挙がる。
青学大では、長野・菅平高原の夏合宿の恒例として坂タイムトライアルが行われる。18キロを設定ペースで集団で走り、残り3キロ地点から競走。標高1322メートルから同1535メートルまで標高差213メートルを全力で駆け上がり、心肺機能を限界まで追い込む。「心臓が口から飛び出そうになる」と全選手が口をそろえるほどのきつい21キロ走だ。
昨年の夏合宿で黒田朝日は、重力に逆らうような軽やかさで上り坂を駆け上がり、自身が前年に昨年マークした「コース記録」を大幅に更新した。合宿には今年のニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)で初優勝したGMOインターネットグループ勢も参加しており、東京世界陸上男子マラソン代表の吉田祐也(28)、主力の鈴木塁人(28)らにも大差をつけた。その時、原晋監督(58)は「もし、黒田朝日が5区を走れば、とんでもないことになります」と予言。近年の箱根駅伝11戦で優勝8回の名将の予言は当たるか? いよいよ朝日が箱根の山に上る。
黒田朝日が2年連続で担っていたエース区間の2区には全日本大学駅伝6区区間賞の飯田翔大(かいと、2年)が抜てきされた。1区は荒巻朋熙(4年)に代わって、前回、ルーキーながら10区で歴代2位の1時間8分27秒の好記録で区間賞を獲得した小河原陽琉(2年)が入った。5区の黒田朝日にタスキをつなぐまで、どれだけ耐えられるか、が青学大の3連覇の鍵を握る。
前回2位で3年ぶり9度目の優勝を目指す駒大は2区に桑田駿介(2年)を抜てき。3区に主力の帰山侑大(4年)が入った。5区は区間登録された安原海晴(3年)が当日変更なし出走する。前回5区4位の山川拓馬(4年)、前回7区区間新のエース佐藤圭汰(4年)は往路では出番なしとなった。
前回3位で悲願の箱根路初制覇を期す国学院大は1区に青木瑠郁(4年)、3区に野中恒亨(3年)を投入した。当日変更なしで5区に出走するルーキー高石樹の踏ん張りが鍵を握る。
登録選手上位10人の1万メートル平均タイムが史上初めて27分台に突入した中大は1区に藤田大智(3年)、4区に岡田開成(2年)を投入。前回1区区間賞の吉居駿恭(4年)は往路で出番なしで、復路の切り札として温存された。抜群のスピードを生かして30年ぶりとなる最多15度目の優勝を目指す。
大学駅伝3冠を果たした2010年度以来、15年ぶりで史上最多タイとなる14度目の優勝を狙う早大は4区にスーパールーキー鈴木琉胤(るい)が出場する。1区の吉倉ナヤブ直希(2年)、2区の山口智規(4年)、3区の山口竣平(2年)、5区の区間賞候補で「山の名探偵」の愛称を持つ工藤慎作(3年)は予定通りに出走する。
1万メートル日本歴代7位、日本人学生歴代最高の27分21秒52の自己ベスト記録を持つ東農大の前田和摩(3年)は2区登録で、そのまま出走する。前々回は体調不良で臨み、つなぎ区間の7区で13位と本来の力を発揮できなかった。今回は「花の2区」で各校のエースとハイレベルな勝負が期待される。
関東学生連合の東大大学院2年の本多健亮が4区に出走する。
箱根駅伝の選手登録は各チームが例年12月10日に16人を登録。同29日に1~10区と補欠6人の区間登録を行う。往路(1月2日)、復路(同3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能。変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで、区間登録選手同士の交代はできない。第98回大会から当日変更枠は4人以内から6人以内に拡大。ただ、1日で変更できる選手は4人以内。また、外国人留学生は登録2人以内、出場1人以内。
出場21チームの往路選手は以下の通り。【】内は当日変更で出番がなくなった選手。
◇青学大(前回優勝)
1区 小河原陽琉(2年)【荒巻朋熈(4年)】
2区 飯田翔大(2年)【上野山拳士朗(1年)】
3区 宇田川瞬矢(4年)
4区 平松享祐(3年)
5区 黒田朝日(4年)【松田祐真(1年)】
◇駒大(前回2位)
1区 小山翔也(3年)
2区 桑田駿介(2年)【森重清龍(4年)】
3区 帰山侑大(4年)【篠 和真(1年)】
4区 村上 響(3年)
5区 安原海晴(3年)
◇国学院大(前回3位)
1区 青木瑠郁(4年)【嘉数純平(4年)】
2区 上原琉翔(4年)
3区 野中恒亨(3年)【永田智基(3年)】
4区 辻原 輝(3年)
5区 高石 樹(1年)
◇早大(前回4位)
1区 吉倉ナヤブ直希(2年)
2区 山口智規(4年)
3区 山口竣平(2年)
4区 鈴木琉胤(1年)【武田知典(3年)】
5区 工藤慎作(3年)
◇中大(前回5位)
1区 藤田大智(3年)【辻誉(1年)】
2区 溜池一太(4年)
3区 本間 颯(3年)
4区 岡田開成(2年)【三宅悠斗(1年)】
5区 柴田大地(3年)
◇城西大(前回6位)
1区 柴田 侑(3年)【熊井志岳(3年)】
2区 キムタイ・ヴィクター(4年)
3区 小林竜輝(2年)【小早川凌真(4年)】
4区 桜井優我(4年)
5区 斎藤将也(4年)
◇創価大(前回7位)
1区 黒木陽向(4年)
2区 スティーブン・ムチーニ(3年)【篠原一希(3年)】
3区 織橋 巧(3年)
4区 山口翔輝(2年)【ソロモン・ムトゥク(2年)】
5区 野沢悠真(4年)
◇東京国際大(前回8位)
1区 小柴裕士郎(2年)【佐藤柊輔(1年)】
2区 リチャード・エティーリ(3年)
3区 菅野裕二郎(4年)【古賀智也(2年)】
4区 久保遼人(3年)
5区 荒谷俊輔(1年)
◇東洋大(前回9位)
1区 松井海斗(2年)
2区 西村真周(4年)【倉本晃羽(3年)】
3区 迎 暖人(2年)
4区 緒方澪那斗(4年)
5区 宮崎優(2年)【木村隆晴(1年)】
◇帝京大(前回10位)
1区 原 悠太(3年)【小林咲冴(2年)】
2区 楠岡由浩(3年)
3区 島田晃希(4年)【浅野智仁(3年)】
4区 谷口颯太(3年)
5区 浅川侑大(3年)
◇中央学院大(予選会1位、前回14位)
1区 近田陽路(4年) 2区 市川大世(3年)
3区 坂本 駿(4年)【長部虎太郎】
4区 長友英吾(2年)【三代田宏太朗(2年)】
5区 米田昂太(2年)【小川優晴(1年)】
◇順大(予選会2位、前回11位)
1区 池間凛斗(2年)
2区 吉岡大翔(3年)
3区 井上朋哉(1年)
4区 川原琉人(2年)【古川達也(3年)】
5区 小林侑世(3年)
◇山梨学院大(予選会3位、前回18位)
1区 平八重充希(4年)
2区 ブライアン・キピエゴ(3年)
3区 占部大和(3年)
4区 阿部紘也(2年)
5区 弓削征慶(4年)
◇日大(予選会4位、前回20位)
1区 山口彰太(3年)
2区 シャドラック・キップケメイ(3年)
3区 冨田悠晟(4年)【後藤玄樹(1年)】
4区 片桐禅太(3年)
5区 鈴木孔士(4年)
◇東海大(予選会5位、前回予選会敗退)
1区 兵藤ジュダ(4年)
2区 花岡寿哉(4年)
3区 草刈恭弓(4年)【平井璃空(2年)】
4区 南坂柚汰(3年)
5区 永本 脩(3年)【岩根正悟(2年)】
◇東農大(予選会6位、前回予選会敗退)
1区 栗本航希(3年)【森本守勇(1年)】
2区 前田和摩(3年)
3区 原田洋輔(4年)
4区 深堀 優(4年)【植月俊太(3年)】
5区 小島岳斗(4年)【菅原昇真(4年)】
◇神奈川大(予選会7位、前回16位)
1区 酒井健成(4年)【上田航大(2年)】
2区 宮本陽叶(4年)
3区 新妻玲旺(3年)【西坂昂也(4年)】
4区 平川瑠星(3年)
5区 三原涼雅(3年)
◇大東大(予選会8位、前回19位)
1区 大浜逞真(2年)
2区 棟方一楽(3年)
3区 菅﨑大翔(1年)
4区 松浦輝仁(2年)
5区 上田翔大(1年)
◇日体大(予選会9位、前回12位)
1区 平島龍斗(4年)【樋村銀河(2年)】
2区 田島駿介(4年)
3区 荻野桂輔(2年)
4区 山崎 丞(4年)【水津勇人(1年)】
5区 浦上和樹(4年)
◇立教大(予選会10位、前回13位)
1区 吉屋佑晟(4年)【向津 翼(1年)】
2区 馬場賢人(4年)
3区 原田颯大(3年)【本宮慶尚(2年)】
4区 国安広人(4年)【伊藤匠海(3年)】
5区 木島 陸(3年)
◇関東学生連合(オープン参加、前回16位相当)
1区 川﨑 颯(筑波大3年)
2区 古橋希翁(駿河台大3年)
3区 大島史也(法政大4年)
4区 本多健亮(東大大学院2年)【大湊柊翔(明大3年)】
5区 高橋歩夢(明治学院大3年)