サンフレッチェ広島レジーナが歴史を刻んだ。1日、国立競技場で行われた皇后杯JFA第47回全日本女子サッカー選手権大会の決…

サンフレッチェ広島レジーナが歴史を刻んだ。1日、国立競技場で行われた皇后杯JFA第47回全日本女子サッカー選手権大会の決勝で、INAC神戸レオネッサを2-1で下し、悲願の初優勝を果たした。チーム創設5シーズン目での快挙。後半アディショナルタイムに決まったMF中嶋淑乃の劇的な決勝弾が、新たな歴史の1ページを刻んだ。

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李誠雅が先制弾も神戸が追いつく

試合は広島が優位に進めた。前半31分、左サイドを起点とした攻撃からMF小川愛のクロスにFW李誠雅が左足で合わせて先制に成功する。得意の左サイド攻撃が結実した。1点リードで後半へ。

広島は後半6分、ペナルティエリア内でFW上野真実がGK大熊茜と接触してPKを獲得したが、上野のシュートは大熊のファインセーブに阻まれた。追加点を逃す。

追う神戸は後半21分、高い位置でボールを奪うとMF成宮唯のグラウンダーのパスにFW久保田真生が反応。スライディングで押し込んで同点に追いついた。試合は振り出しに戻る。

中嶋がアディショナルタイムに決勝弾

決着は後半アディショナルタイム1分に訪れた。左サイドから上がった浮き球に反応したFW上野真実がペナルティエリア内でタメを作ると、落としたボールを中嶋が右足で蹴り込んだ。GK大熊の手をはじいてネットを揺らす。これが決勝弾となり、広島が2-1で競り勝った。

試合後、中嶋は決勝弾について語った。「思い切り足を振りました」。「チームに優勝をもたらしたかった」という強い思いが、劇的なゴールを生んだ。なでしこジャパンでもプレーするMFが、最高の舞台で輝きを放った。

赤井秀一監督は選手たちを称賛する。「最後まで自分たちのやっていることを体現してくれた」。トーナメント戦での勝負強さが、栄冠をもたらした。

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14年ぶりの元日国立で新時代の幕開け

国立競技場での元日開催は第33回大会以来14年ぶりで、皇后杯単独での元日国立決勝は今回が初めてとなった。観衆1万6527人が見守る歴史的な舞台だった。

広島は今季のWEリーグで首位を走る神戸に対し、公式戦4連勝中という好相性を発揮。決勝でもその力関係を証明してみせた。WEリーグカップでは2度優勝を達成しているが、皇后杯は初のタイトル獲得となる。

トーナメント戦で培った勝負強さを武器に、広島レジーナの新たな歴史が始まった。リーグ戦でも頂点を目指す挑戦に注目だ。