<全国高校ラグビー大会:東福岡69-14慶応志木>◇3回戦◇1日◇大阪・花園ラグビー場初登場の慶応志木(埼玉第2)は、強…
<全国高校ラグビー大会:東福岡69-14慶応志木>◇3回戦◇1日◇大阪・花園ラグビー場
初登場の慶応志木(埼玉第2)は、強豪東福岡(福岡第一)に敗れて3回戦敗退となった。
立ち上がりから主導権を握られ、前半に7トライを献上。0-45と、強力なフィジカルを持つ相手に苦戦を強いられた。
それでも、終盤には執念を見せつけた。0-69の後半17分に、ゴール前右中間のラックからロック橋本瑛太(3年)が持ち出してトライ。さらに、同35分にはモールで押し込んで、CTB浅野優心主将(3年)がトライを挙げた。
1958年に創部されてから、初めてたどり着いた舞台。浅野は「圧力に圧倒され続けて、最後こそ自分たちの形で取れたけど、自分たちの武器が通用しなかった。応援してくださる方がいる中で、悔しい」と振り返る。
チームとしての目標は3回戦進出。その目標はすでに達成していたが、決して満足感はなかった。「(3回戦を)記念試合で終わっちゃだめというところをチームに話して『勝ちに行こう』というところはチームのマインドとして話し合ってたけど、今日届かなかった。圧倒された」。終盤での追い上げには「ひとつ良かったところかな」と認めつつ、悔しげな表情で強豪とのゲームを振り返った。
選手30人中17人が未経験者。力や経験の差が大きいチームを約1年間けん引してきた主将は、竹井章監督(64)の目から見ても「素晴らしい」リーダーだった。
「入ってきたときから試合に出られるレベルだったのに、同級生のできない子に対しても嫌な顔ひとつせずちゃんと教えてあげられる。あと、言語化能力がすごい。リーグワンでもいないくらい、(分析時に)書き込むコメントもすごい。今後にも期待している」と指揮官。
プレーで、言葉で、そして高い求心力でチームの歴史を変えた主将は、花園での経験を糧に成長を続ける。