<全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)サンベルクス2区のルーキー吉田響が…

<全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)

サンベルクス2区のルーキー吉田響が、(21・9キロ)でごぼう抜き日本人最多記録まで「2」に迫る22人抜きで、1時間1分1秒の区間新記録をマークし、2番手でタスキをつないだ。

首位から21秒遅れの24番手でスタート。しかし、5キロ過ぎだった。創価大時代は登り坂に強かったことから「クライミングモンスター」と呼ばれた逸材が、次々と実業団ランナーを食っていく。

上半身を激しく乱舞させて走る独自のランニングスタイルは健在。8キロ前には10人の5位集団を抜き去った。14キロ前でロジスティードの新人平林らの先頭集団を抜き、一時はトップに躍り出た。

途中、1万メートル日本記録保持者の鈴木芽吹(トヨタ自動車)とは、会話するシーンも。「新たなランニングデートが生まれた」と実況アナウンサーを驚かせた。

絶好調大型ルーキーの快走には解説のシドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(53)は「バネのあるピッチ走法で、上半身のブレをうまく使って走れている」と高評価する。

昨年の箱根駅伝では山登り5区の出走が見込まれていたが、自ら志願し、花の2区を走って日本人最高タイムをマーク。卒業後はプロランナーとなり、マラソン挑戦とトレイルランニングの二刀流として活動を始めた。

終盤にはGMOインターネットグループ今江勇人に逆転を許したが、3選手が区間新をマークする高速レースを展開した。

上州路の「花の2区」で異次元で走りで鮮烈デビューを飾った吉田は「プロランナー1年目でいろいろありましたけど、区間新記録を出すためにやってきたのでできてよかった」と話した。