第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が31日、さいたま市の浦和駒場スタジアムであり、群馬県代表の前橋育英は神戸…
第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が31日、さいたま市の浦和駒場スタジアムであり、群馬県代表の前橋育英は神戸弘陵(兵庫)と初戦を戦ったが、1―2で惜しくも敗れた。前橋育英は前回大会で7大会ぶり2度目の優勝を遂げたが、連覇はならなかった。
前半のうちに2点を奪われた前橋育英。後半31分、交代で入ったばかりのFW関蒼葉(あおば)選手(2年)がペナルティーエリア内で相手選手からのこぼれ球を拾い、右足でゴールを決めた。選手たちは試合終了間際まで繰り返しゴールを狙い続けたが、相手の粘り強い守りに阻まれ、2点目の同点ゴールを決めることはできなかった。
試合後、山田耕介監督(66)は「ここを乗り切れたら(上へ)行けるんじゃないかと思っていたが、やっぱり難しかった」と話した。
前回優勝時も出場したMF白井誠也選手(3年)は、身長162センチと小柄な方ながら、巧みなドリブルでたびたび相手選手をかわして攻撃を仕掛けた。「早い時間に失点して、プレッシャーがあり焦りが出てしまった。相手が自分たちを『王者』と見て戦ってくる中で、受け身になってしまった」と振り返った。
主将のDF竹ノ谷(たけのや)優駕(ゆうが)選手(3年)は「立ち上がりは慎重になりすぎてしまった。相手にはそれほどシュートを打たせていないが、相手の方が勝利への気持ちが強かった」と悔やんだ。ハーフタイムには「下を向かないで切り替えて。諦めたら終わりだ」とチームを鼓舞し、終盤には激しい追い上げを見せた。
来季からモンテディオ山形に加入が内定している。「監督、スタッフ、仲間に恵まれて、人間としても成長できた。この悔しい気持ちは絶対に忘れずに、プロに行っても頑張りたい」と語った。(中沢絢乃)