第102回箱根駅伝は、3連覇を目指す青学大、国学院大、駒大、中大、早大の「5強」による混戦が予想される。だが、優勝候補に…
第102回箱根駅伝は、3連覇を目指す青学大、国学院大、駒大、中大、早大の「5強」による混戦が予想される。だが、優勝候補に対し、「5強崩し」を掲げるダークホースの帝京大、城西大、創価大の3校も恐ろしい存在だ。
19年連続出場の帝京大は、10月の出雲駅伝8位、11月の全日本大学駅伝6位と力を伸ばしてきた。中野孝行監督(62)は「5強崩し」の提唱者。全日本では5位早大と35秒差とやや開きはあったが、総合5位以内に食い込む力は十分ある。
大黒柱はチーム初の1万メートル27分台を持ち、花の2区に配置された楠岡由浩(3年)。全日本2区(11・1キロ)では2年前に駒大のエース佐藤がマークした区間記録(31分1秒)に並ぶ快走で区間賞を獲得した。「箱根に向けてもう1段階、2段階強くなっていかないと、『5強崩し』は達成できない。気を引き締めたい」とおごりはない。
山登り5区での逆転を狙うチームもいる。5強のうち山登りで区間上位がいるのは、「山の名探偵」こと工藤を擁す早大と、主将山川がいる駒大の2校のみ。「5強と言われているが、私としてはそんなに差はない」と言ったのは城西大・櫛部静二監督(54)。
安心材料は1年時からの箱根経験者で2年連続の山登り起用の斎藤将也(4年)。2年前に5区区間記録を樹立した「山の妖精」こと山本唯翔(SUBARU)の1時間9分14秒の更新も期待でき、櫛部監督は「記録は優に超えられると思う。できれば30秒以上。それぐらい可能性はある」と山勝負の勝算を口にする。
そこに続くのが、21年に往路優勝実績もある創価大だ。今回は4年連続出走の野沢悠真(4年)を3年ぶりに5区に登録。さらに、前回経験者で今季ハーフマラソン優勝経験もある山口翔輝(2年)も補欠で控えており、準備は万全だ。
絶対的エースだった吉田響(サンベルクス)が抜けた穴は大きいが、榎木和貴監督(51)は「チーム目標は往路3位以上、総合3位。4、5区を走る選手がキーになる」とポイントを語った。【泉光太郎】