本気…
本気で夢を追う若者ほど輝いている存在はない。シャキール・オニール(元オーランド・マジックほか)も最近、1人の青年の姿に心を打たれたようだ。
オニールは、テキサス州で最も背の高い警察官になる目標に向かって努力するジョーダン・ウィルモアへ支援を申し出た。テキサス州ヒューストンの地元局『KHOU』が、その素敵なエピソードの経緯を伝えている。
24歳のウィルモアは、ヒューストンの南東エリアに位置するケマーで警察官を目指している。警察学校を修了したあと、州のピースオフィサー試験を受験。しかし、得点は合格点の70点まで、わずか1点及ばなかった。
ウィルモアは語る。
「最初は落ち込みました。でも『自分はまだ若い。失敗することもある。すぐに立ち上がらないと。簡単に諦めちゃいけない」と思ったのです」
過去にロサンゼルス郡保安局アカデミーで学び、マイアミやフロリダでリザーブ警察官として宣誓したシャックは、インスタグラムでウィルモアを発見し、コンタクトを取ったという。
「自分が世界で最も背が高くてハンサムな警官だと思っていた。俺は実際、ロサンゼルス郡保安官局のアカデミーを卒業するのに、5〜7年の時間を要したんだ。だから、彼に、全面的にサポートしていると伝えたかった」
ウィルモアは、シャックを上回る身長221センチ、体重160キロを上回る巨漢の持ち主で、学生時代はNBAを目指してバスケットボールに励んでいた。
ホワイトヘイブン高校時代には、テネシー州メンフィスの16-AAA地区優勝を果たし、決勝戦では当時から全米トッププロスペクトだった2020年のNBAドラフト2位指名であるジェームズ・ワイズマンを破っている。その後は、マイケル・ポーターJr.(ブルックリン・ネッツ)やジョーダン・クラークソン(ニューヨーク・ニックス)を輩出した名門校のミズーリ大学に進学し、ジュニア学年をノースウェスタン州立大学、シニア学年をオースティン・ピー州立大学で過ごした。大学ラストイヤーは、30試合に出場、うち6試合で先発出場。フィールドゴール成功率はチームトップとなる67.5パーセントを記録し、ブロック数でチーム2位、オフェンスリバウンド数でチーム3位と存在感を示している。
シャックは、ウィルモアが再び警察学校へ再挑戦するべく、彼の後援に同意。また、試験に合格した暁には、彼のサイズに見合う特注の警察車両を用意すると約束した。だが、『WAFB』によれば、車両の他にも制服や、ウィルモアの手に合う特注の警察銃も必要になるという。
ウィルモアは、手を差し伸べ、苦難を乗り越えるためのメンターとして導いてくれた歴代最高のセンターに感謝を述べている。同時にシャックも警察試験合格に向けて、ウィルモアにエールを贈っている。
「彼には本当にこの夢に集中してほしい。若者が警官になりたいと思うのは称賛に値する。俺は警官が大好きだ。警官たちが今の俺を作ってくれた。俺はお前(ウィルモア)を支持する。ちゃんとやり遂げるように見張ってるからな」
ウィルモアの守備範囲は、ゴール下のペイントエリアから地域へ。シャックが認めるビッグマン型警察官が誕生する日はもうすぐだ。
文=Meiji
【動画】ウィルモアへの支援を表明するシャック