京都金杯は95年までは金杯(西)というレース名だったが、東西で行われる金杯を区別するため、96年に現在の名称となった…

 京都金杯は95年までは金杯(西)というレース名だったが、東西で行われる金杯を区別するため、96年に現在の名称となった。そんな節目の年のレースを振り返ろう。

 この年の京都金杯は多くの重賞勝ち馬を抑えて、初タイトルを目指す上がり馬が1番人気に推された。その名はテイエムジャンボ。半兄にシンブラウン、シンチェストと2頭の重賞勝ち馬がいる血統馬。前年夏から6戦4勝。4走前の小倉記念は3着だったが、2回目の重賞チャレンジとなるここで初タイトルを狙っていた。

 レースは前半1000mが58秒8のハイペースとなった。ベテランの河内洋騎手に導かれたテイエムジャンボは4番手から。2番人気のサマニベッピン、3番人気のサウンドバリヤーは後方から運んだ。そして4角で先行勢が失速。テイエムジャンボが馬なりで先頭に立つと、ここからはまさに独壇場だった。伏兵のアラタマワンダーが追い上げてきたものの、2馬身半差まで詰め寄るのが精いっぱい。1番人気に相応しい横綱相撲で、テイエムジャンボが初タイトルをつかみ取ってみせた。

 続く京都記念も制したテイエムジャンボ。残念ながらこれが最後の勝利となったが、95年夏から96年冬にかけての快進撃で強烈なインパクトを残したことは間違いない。