第102回東京箱根間往復大学駅伝(1月2、3日)で青学大が、史上初の同一チーム2度目の3連覇に挑む。今季の大学3大駅伝は…
第102回東京箱根間往復大学駅伝(1月2、3日)で青学大が、史上初の同一チーム2度目の3連覇に挑む。今季の大学3大駅伝は無冠だったが、昨年11月以降はトラック1万メートルとハーフマラソンで好記録が続出。エース黒田朝日(4年=玉野光南)に注目が集まる一方、「俺が青学を勝たせる」と箱根デビューに燃える下級生にもスポットライトを当てる。フレッシュグリーンの新戦力を2回に分けて紹介する。
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原晋監督(58)命名の今大会の大作戦シリーズ「輝け大作戦」の言葉のように、箱根路に向かって輝きを増すランナーがいる。
元高校NO1ランナーの折田壮太(2年=須磨学園)は、昨年10月の出雲駅伝2区で区間10位とブレーキ。駅伝シーズン幕開けでまさかのマイナススタートに苦しんだ。しかし、約1カ月半でV字回復を遂げ、箱根メンバーに初めて名を連ねた。
チーム3位だった昨年11月の全日本大学駅伝はメンバー外に。再調整を強いられた折田だったが、「まだいける」と心は折れていなかった。再浮上のきっかけは、同11月9日の宮古サーモンハーフ。1時間2分51秒の自己ベストで優勝し、ロードで結果を残した。
さらに、「腹をくくった」と振り返ったのが、約2週間後のMARCH対抗戦(1万メートル)だ。エース黒田に食らいついて27分43秒92の自己新で全体3着フィニッシュ。「全日本を外れた以上、僕が箱根を走るには宮古(ハーフ)で当てて、MARCHでも当てる。この2本を走れて、やっとスタートラインに戻って来られる」と強い気持ちで臨んでいた。
高校3年時は全国高校総体(インターハイ)5000メートルで日本人トップの5位入賞。世代トップのランナーとして鳴り物入りで名門に進んだ。しかし、1年時の箱根は給水係だった。
それでも、ルーキーながら前回箱根を経験した駒大・桑田駿介(2年=倉敷)や中大・岡田開成(2年=洛南)ら同学年ライバルの存在を力に変えてきた。「箱根の舞台でまたインターハイのように競り合いたい」。折田はそう繰り返す。
元高校日本人トップの意地の復活劇には原監督も「折田が戻ってきてくれたのはうれしい」と目を細めた。デビューとなる箱根路は「任された区間を精いっぱい走り切る」。フレッシュグリーンのタスキをさらに輝かせようとしている。【泉光太郎】
◆折田壮太(おりた・そうた)2005年(平17)9月18日、兵庫県生まれ。東浦中から須磨学園高に進学し、3年時は全国高校総体5000メートル5位、全国高校駅伝1区区間賞。青学大進学後はU20アジア選手権5000メートルで優勝すると、全日本大学駅伝3区で3大駅伝デビューし区間5位。2年時の出雲駅伝は2区区間10位。1万メートル自己ベストは27分43秒92。好きな芸能人はあいみょん。173センチ。