<棚橋弘至を愛してま~す 引退連載 6>いよいよ新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム …

<棚橋弘至を愛してま~す 引退連載 6>

いよいよ新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」(26年1月4日、東京ドーム)の開催が迫ってきた。プロレス界をけん引してきた“エース”棚橋弘至(49)はどのようにその日を迎えるのか。本人や関係者の証言をもとに、棚橋というプロレスラーの生きざまを振り返る。

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1・4新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」でデビューする東京五輪柔道金メダリストのウルフアロン(29)は、どのような形で棚橋からのバトンをつないでいくのか。2人に共通するのは「プロレスはただ勝ち負けを決めるだけのものじゃない」という考え方だ。

ウルフはプロレスを選んだ理由について「リングの中だけじゃなく、リングから下りても、言葉でも、生き方でも、全てで人に何かを伝えていくものだと思っているので。そこがすごく魅力的に感じましたね」と説明している。

デビュー戦ではいきなりNEVER無差別級王者のEVILに挑戦する。コスチュームや必殺技などについては多くを語らなかったウルフだが「インパクトを残したいなと思います。ただインパクトだけになってしまうと、それも違うような気もするので。インパクトを残しながら、その先も気になるような立ち回りをしたいですよね」と意気込んだ。

そんなウルフについて、試合前からファンはあれこれと予想を楽しんでいる。SNSではそのこわもての風貌から「1・4でいきなりヒールに転向するのでは」という書き込みもある。本人も気づいているようで「結構ありますね。なんか1月4日にそのままハウス・オブ・トーチャーに入るみたいな。見た目で人を判断しないでください」と笑い飛ばした。

ウルフは「そこは柔道でいう“精力善用”の精神ですよ」と、嘉納治五郎が唱えた柔道の根本理念に言及し「やっぱり力を良いことに使っていくっていうのが元々の柔道の精神ですから。(自分の)怖さだったりとか威圧感っていうところを僕は反則には使わないので」と断言した。

「皆さんがそういう風に書いてるのは、僕に迫力があるからだと思っておきます」というウルフは棚橋の後を継ぎ、本隊の中心選手となっていくのか、はたまた…。1・4は目が離せない戦いとなる。【千葉修宏】

◆ウルフアロン 1996年(平8)2月25日生まれ、東京・葛飾区出身。米国人の父と日本人の母の間に生まれる。6歳から柔道を始め、千葉・東海大浦安高時代は団体で高校3冠。東海大では15、16年の講道館杯を連覇。4年時の17年に全日本選抜体重別でV2、世界選手権も制した。19年に体重無差別の全日本選手権優勝。21年に東京五輪で優勝し、今年6月に柔道引退を表明し、同月23日には新日本プロレス入団を発表した。現在は練習生の立場だがすでにEVILと乱闘を演じている。181センチ、115キロ。