<プロボクシング:WBA世界バンタム級挑戦者決定10回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館◇観衆2756人プロボク…

<プロボクシング:WBA世界バンタム級挑戦者決定10回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館◇観衆2756人

プロボクシング元世界4階級制覇王者で現WBA世界バンタム級9位の井岡一翔(36=志成)が、日本人初の5階級制覇に王手をかけた。同級転向初戦で同級11位マイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)に4回2分42秒、KO勝利。WBA同級王者の堤聖也(30=角海老宝石)への挑戦権を手にした。また試合視察したWBC同級王者井上拓真(29=大橋)に向け「井上拓真選手と試合がしたい」と明言。26年5月に予定される東京ドーム大会で5階級制覇を狙いたい希望を口にした。主な一問一答(上)は次の通り。

◇  ◇  ◇

-試合を振り返って

井岡 試合前までにいい状態をつくれた。試合で驚くこともなかった。

-バンタム級の手応えは

井岡 1戦だけでは何とも言えない。いろんな選手とやってきたので壁を感じることなく自信を持って戦えた。

-見事な左ボディーフックでした

井岡 パワーというか打つパンチの出力が上がったかな。もともと左ボディーフックは得意。力がついているのを感じた。

-筋力トレの成果は

井岡 流れの中で倒せたのでやってきたことが出せたかなと思う。

-3回の相手の反撃で重圧は感じたか。

井岡 粗削りにきたけど、今までもそういうことはあったので焦ることなく対処できた。パンチを外す位置を変えたりして、まともにはもらわなかった。

-リング上でWBC王者の井上拓真選手と戦いたいと言ったが

井岡 (井上尚弥と中谷潤人の無敗対決が計画される)来年5月の東京ドーム興行を一緒に盛り上げられたらいいんじゃないかと思った。(盛り上げに)貢献もできるし、やりがいもある。

-挑戦権を手にしたWBA王者は堤聖也だが

井岡 堤選手にも挑戦したいけど、選択肢があるなら僕は拓真選手と戦いたい。(つづく)