<全国高校サッカー選手権:堀越9-0宇治山田商>◇31日◇2回戦◇駒沢陸上競技場前回8強の堀越が、東京都代表として81年…

<全国高校サッカー選手権:堀越9-0宇治山田商>◇31日◇2回戦◇駒沢陸上競技場

前回8強の堀越が、東京都代表として81年度の帝京(9-0)以来、44大会ぶりに1試合9得点を挙げて初戦を突破した。FW三鴨奏太(3年)が2得点2アシストの活躍を見せ、MF谷口昊もハットトリックを達成。主将の三鴨は「初戦で大勝しちゃって、逆に心配だなっていうのはあります」と浮かれた様子はなかった。

大量点の口火を切ったのがエースの三鴨だった。前半23分、自らの突破で獲得したFKを右足で左下隅に決めて先制。前回大会で5ゴールを挙げて得点王になったが、今回の都予選では無得点で「(個人として)ほっとしましたね。(チームとしても)初戦の1点目は大事で、自分が取れたことで他の選手もほぐれた感じがします」。すると、同37分にはMF谷口昊が追加点を奪った。

後半11分にも三鴨が中央から抜け出し、この日2点目。首都圏開催となった76年度大会以降、2大会連続得点王は02、03年度の国見FW平山相太が最後で、史上2人目の快挙達成に好スタートだ。

さらに谷口昊が2点を追加してハットトリック。「2年生のときは三鴨にポジションを奪われて悔しくて、3年になってからは腰のけがをして5カ月ぐらい離脱していた。自分を信じ続けてやってきてよかった。努力は大事だと思った」。2人の3年生が競い合うかのようにゴールを積み重ねた。

東京都代表に限らず、選手権で1試合9ゴール以上は11年度の大分が北陸(福井)戦でマークした10-0以来14大会ぶり。圧倒的な攻撃力で初戦を突破した。3回戦の鹿島学園(茨城)に向けて三鴨は「ゲームを楽しんで勝ちたい」。谷口昊も「最後の大会は楽しむってことを意識して結果にこだわりたい」と口をそろえた。【石川秀和】