◆第104回全国高校サッカー選手権▽2回戦 興国1―1(PK3―1)浜松開誠館(31日・味の素フィールド西が丘) 浜松開…
◆第104回全国高校サッカー選手権▽2回戦 興国1―1(PK3―1)浜松開誠館(31日・味の素フィールド西が丘)
浜松開誠館が2回戦で興国に1―1からPKの末に敗れた。
前半2分に失点し、いきなり追いかける展開に。だが前線から激しくプレッシャーをかけてボールを奪い、何度もショートカウンターのチャンスを作った。そして後半19分、左サイドを破ったMF間渕壱咲(いっさ、3年)が同点ゴールを挙げた。
間渕は九州文化学園(長崎)との1回戦(2〇0)で2アシストを記録。「次の試合では点を取ります」と宣言しており、有言実行の一撃だった。
しかし勝ち越し点を奪えず、迎えたPK戦で1人目が止められ、3人目のキックはポストを直撃。4人目が大きく枠を外してしまった。涙で目を赤くした間渕は「得点できたのは良かったけれど、この仲間ともっとサッカーがしたかった」と振り返った。
目標のベスト4には届かなかったが、夏の全国総体初出場と初勝利、そして3度目の全国選手権で初白星を挙げるなど歴史を作った。「後輩たちには自分たちを越えて行ってほしい」と夢を託していた。(里見 祐司)