◆第104回全国高校サッカー選手権▽2回戦 流通経大柏(千葉)3―0米子北(鳥取)(31日・フクアリ) J内定カルテット…
◆第104回全国高校サッカー選手権▽2回戦 流通経大柏(千葉)3―0米子北(鳥取)(31日・フクアリ)
J内定カルテットを擁する前回大会準優勝の流通経大柏は、米子北を3―0で一蹴し、優勝候補の貫禄を示す大勝で3回戦に駒を進めた。
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J1東京V加入内定のFW大藤颯太が、途中出場で追加点となるゴールを決めた。
後半開始からピッチに立つと、5分にペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。「俺が蹴りたい」と主張し、ボールを譲り受けた190センチのFWは、豪快なキックを蹴り込んでチームの3点目をマークした。
10月に東京V加入内定が発表したが、期待の大きさがプレッシャーとなり、本調子から遠ざかったという。「本当に点が取れていない期間が続いた。監督やコーチからも『調子を取り戻さないと、ここままだとやっていけないぞ』と言われていた。すごく苦しかった」と明かす。
選手権の1回戦もベンチスタートとなった。それでも「今日のゴールで吹っ切れたわけじゃないけど、これから調子を上げていくスタートになれば」と力を込めた。
この日はMF島谷義進(水戸内定)、DF増田大空(磐田内定)が先発した一方で、大藤だけでなくMF安藤晃希(水戸内定)もベンチスタート。選手層の厚いチームで競争は続いていくが。大藤は「プロとして、スタメンを取られていることはすごく悔しい。でも、自分が結果を残さないとスタメンには入れないということ。結果を残し続けられるようにしたい」と息巻いた。