家族旅行をキャンセルし緊急参戦した男が、元立ち技ファイター相手に衝撃の左ハイKO劇。一発で頭から崩れ落ちる強烈な一撃に…
家族旅行をキャンセルし緊急参戦した男が、元立ち技ファイター相手に衝撃の左ハイKO劇。一発で頭から崩れ落ちる強烈な一撃にファンも「ミルコみたいだ」「全然見えないところから貰ってる」と騒然となった。
2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで「RIZIN 師走の超強者祭り」が開催され、雑賀“ヤン坊”達也と“ブラックパンサー”ベイノアが対戦。急遽の代打スクランブル発進で“家族旅行返上”のリングに上がった雑賀が、劇的な左ハイを振り抜き2ラウンドKO勝利を収めた。
当初出場予定だったイルホム・ノジモフがタイトル挑戦へ回ったことで、ベイノアの対戦相手が雑賀に急遽変更。現ライト級キング・オブ・パンクラシストの雑賀は年末の家族旅行をキャンセルし、準備期間が限られた中でこのオファーを快諾。一方、カード変更の混乱があったベイノアはアメリカのMMA大会で実績を重ね、2022年大晦日の失神KOのリベンジ戦となる。
試合は1ラウンド、雑賀のワンツーに対し、ベイノアがスイッチやテイクダウンを織り交ぜる攻防となる。中盤には雑賀のバッティングにより中断もあったが、2ラウンド序盤に決定機が訪れる。
スタンドで一瞬見合ったシーン、雑賀は打撃戦でベイノアと互角に渡り合い、リーチを活かした鋭いパンチで逆にコーナーへ追い込む場面を作る。打撃戦の緊張が一瞬緩み、再度両者が距離を取ると、雑賀が放った鋭い左ハイキックがベイノアの側頭部を直撃。実況が「左ハイ!」と絶叫、一撃で脳が揺れたベイノアはマットに叩きつけられ、足が伸び切った状態に。失神気味に崩れ落ちるベイノアを見てレフェリーが即座に試合をストップした。
このシーンに実況が「全く見えないところから来た」と驚けば、ファンも強烈な左ハイに「すげえ」「今のは読めなかったな」など続々と驚きの声。また、その鮮やかな一撃に「ミルコみたいだ」の声、大会序盤の連続KO決着の熱狂に「神興行の予感」と期待を寄せるコメントが並んだ。
格闘家兼建設業の二刀流ファイターである雑賀は、26日の仕事納め後に家族旅行をキャンセルして試合準備に臨む強行スケジュール。数度目のチャレンジでのRIZIN初勝利に声を震わせながら、セコンドに帯同した息子に「カッコよかったか?」と問いかけ、「(ファイティング)ボーナスもいっぱい入ったので良い旅行をしたいと思います」と勝利を喜んだ。