◆第104回全国高校サッカー選手権 2回戦 前橋育英(群馬)―神戸弘陵(兵庫)(31日、浦和駒場スタジアム) 前回大会優…
◆第104回全国高校サッカー選手権 2回戦 前橋育英(群馬)―神戸弘陵(兵庫)(31日、浦和駒場スタジアム)
前回大会優勝の前橋育英が今大会の初戦で神戸弘陵と対戦し、1―2で敗れ、無念の初戦敗退を喫した。
チケット完売の注目カードで、前橋育英はJ1名古屋内定のDF久保遥夢、J2山形内定で主将のDF竹ノ谷優駕、J2今治内定のMF柴野快仁がそろって先発。久保、竹ノ谷が2センターバックを形成し、昨年の決勝で先発していたMF平林、DF滝口も名を連ねる世代屈指のスター集団が、立ち上がりからボールを握る展開となるが、決定的なチャンスは作れず。
すると2大会前の対戦で前橋育英に同じ2回戦で2―0で勝利した神戸弘陵が、ワンチャンスをものにする。前半15分、右FKのこぼれ球を10番FW池壱樹が右足で押し込んで先制する。
反撃に出る前橋育英は、同33分にMF白井がドリブル突破からシュートを放つも惜しくもサイドネット。決め手に欠く展開が続くと、同40分に再び神戸弘陵のFW池が左サイドでボールを持ち、カットインからミドルシュートをゴール左へ決めて2点目。前橋育英は2点のビハインドで前半を折り返した。
後半も前橋育英が主導権を握り、7分に後半開始からピッチに立ったFW田野がシュートを放つも枠を超えてしまう。同22分にもネットを揺らすもオフサイド判定。それでも、同31分に直前に投入されたFW関が右足シュートを押し込んで1点を返す。終盤も攻勢を続け、途中出場のFW大岡がミドルシュートを放つも枠を捉えられず、ラストプレーでフリーで放ったシュートもブロックされて1―2で敗戦。前橋育英は試合を通して細かなミスが散見されるなど思うようなプレーを見せることが出来ず、無念の初戦敗退。2大会ぶり13度目の出場となった神戸弘陵は過去最高の93年度の8強超えへ最高のスタートを切った。