<全国高校サッカー選手権:岡山学芸館0-2日大藤沢>◇31日◇2回戦◇U等々力元日本代表で川崎フロンターレ一筋のレジェン…

<全国高校サッカー選手権:岡山学芸館0-2日大藤沢>◇31日◇2回戦◇U等々力

元日本代表で川崎フロンターレ一筋のレジェンド、中村憲剛氏の長男・中村龍剛(2年)が所属する日大藤沢(神奈川)が、22年度大会の覇者・岡山学芸館を2-0で下し、3回戦へ駒を進めた。

MF中村はボランチで先発出場。父がプロ人生18年でプレーし続けた聖地・等々力のピッチに、同じ背番号14を付けて立った。

中盤の底でパスを散らし、ゲームを掌握する役回り。落ち着き払ったプレーで周囲をコントロールする姿、仲間を鼓舞する姿、走る姿などどれも父と瓜二つだった。

前半12分には相手選手と交錯し、顔面を打つアクシデントもあったがへこたれない。同23分にはFW有川啓介(3年)が頭で落としたボールに右足を伸ばしてシュートした。GK正面でキャッチされたが、見せ場を作った。

後半13分にはペナルティーエリア外から左足でシュートを放ったが、ゴール枠を越えた。同19分にも右足のミドルシュートを放ったが、ここもゴール枠を外れた。一方でピンチには自陣ゴール前まで戻り、スライディングクリアするなど体を張ったプレーも披露。後半29分にベンチに下がるまで、攻守に渡って持ち味を発揮した。

試合は日大藤沢が優勢に進めながら均衡を破れない中、エース有川が試合を動かした。後半14分、スルーパスがDFに当たってボックス内にこぼれたところにいち早く反応し、背後から倒されてPKを獲得。同15分に自ら右足でゴール右へ蹴り込み、待望の先制点を挙げた。

有川は185センチの長身を生かし、ピンチには自陣ゴール前まで戻って頭でクリア。そして後半34分にはMF野口慶人(3年)のキックから有川がニアサイドからヘディングシュートを決め、勝利を決定付けた。

10月12日の神奈川県予選・秦野戦で全治6週間という右膝の靱帯(じんたい)損傷に見舞われたが、11月9日に行われた決勝の桐光学園戦で奇跡的な戦列復帰を果たし、1-0の決勝点を挙げた。また、12月22日のプリンスリーグ関東2部プレーオフ参入決定戦の佐野日大(栃木)戦でも2ゴールを挙げている。

まさに頼りになるエースが、この日も大活躍。激戦区神奈川の代表として目標とする日本一へ、好スタートを切った。