「JLPGAアワード2025」では圧倒的な存在感を放った金澤志奈(C)Getty Images 2025年の国内女子ゴル…
「JLPGAアワード2025」では圧倒的な存在感を放った金澤志奈(C)Getty Images
2025年の国内女子ゴルフツアーで、初優勝を飾ったのは、過去最多の12人を数えた。そのうちの一人が、国内メジャー「ソニー日本女子プロ選手権」（茨城県・大洗ゴルフ倶楽部、9月11～14日）を制した金澤志奈だ。プロ9年目の30歳はプレーオフを制し、“師匠の”申ジエと涙を流しながらの抱擁で喜びを分かち合った。
【写真】師匠との涙の抱擁も…ツアー初Vを飾った金澤志奈の投稿をチェック
2025年はそれまで2位が2度、3位が2度と惜敗が続いていたが、その悔しさをまとめて晴らした。金澤はインスタグラムを更新し、11枚の写真を投稿した上で「ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初優勝をあげることができました」と報告した。
「地元開催のメジャー大会で たくさんのギャラリーの皆様の前で優勝できたこと 本当に嬉しく思います」と喜びを表現。「これまでの悔しかった日々、苦しかった練習も、この日のためにあったんだと強く思います！」と振り返った。
最後には「プロになって長い時間がかかってしまいましたが 変わらず応援してくださった皆様に大声で ありがとう！！って伝えたいです 本当にたくさんの応援をありがとうございました」と感謝を重ねて締めくくった。
プレーオフ1ホール目となった18番でウイニングパットを沈めた直後、申ジエがクラブハウスからグリーン脇へ駆けつけた。金澤は“師匠”の姿を見つけた瞬間に感情があふれ、こらえていた涙が一気にこぼれ落ちた。続いた固い抱擁は、現場にいた人々の胸を熱くさせた。
2人の縁は、金澤が中学生の頃に韓国人指導者の紹介で出会ったことに始まる。近年のオフにはオーストラリアで合同合宿を行い、共に鍛錬を積み重ねてきた。金澤がインスタグラムに投稿した写真には、師匠との抱擁や、並んで優勝カップを掲げる姿も収められていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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