元オリンピック日本代表で、陸上女子100メートル日本記録保持者の福島千里さん(37)が18日、東京都目黒区立油面小学校…

 元オリンピック日本代表で、陸上女子100メートル日本記録保持者の福島千里さん(37)が18日、東京都目黒区立油面小学校を訪れた。同小の創立100周年記念イベントの一環で、子どもたちが「オリンピアンと交流したい」と鬼ごっこを企画、5、6年生180人が福島さんと校庭を走り回った。

 福島さんの来校にあわせ、5、6年生でつくる「リーダー会」のメンバー16人が企画を話し合った。先生からは「100周年」と関連づけてほしいとリクエストされたという。合田実優さん(6年)は「オリンピアンと関われる機会はめったにないから、一人でも多く福島さんと交流できるようにしたいねと、意見がまとまった」という。

 鬼ごっこは「100人を捕まえろ」をテーマに、リーダー会と福島さんが鬼役となった。5、6年生全員がぶつからないよう気を付けながら全力で走った。

 その後、福島さんが短距離走のスタートダッシュを指導。前の足にしっかり体重をかけ、スネを前方に倒し、頭からかかとがまっすぐなラインになる姿勢にするようアドバイスした。クラス対抗「100メートルかけっこ」も開催された。最終レースでは福島さんも走り、各クラスのエースに大差をつけて1着でゴール。圧巻の走りに、児童や職員からも「速すぎ!」などと歓声が沸いた。

 参加した山田釉良乃(ゆらの)さん(6年)は「スタートの姿勢を気をつけるだけで、駆け出しがいつもより速くなった。学年で速い人よりも全然速くてすごかった」と喜んだ。合田さんも「みんなが楽しく走ってくれてよかった。大成功だった」と笑顔を見せた。

 福島さんはこの日、全校児童向けの講演で「夢や目標をどうすれば達成できるのか考えて未来を切り開いてほしい。元気にたくさん食べてよく寝てください」とエールを送った。

 福島さんは北海道出身で、現在は「セイコースマイルアンバサダー」を務める。今回のイベントはセイコーグループが協力した。(藤井怜)