苦戦したハミルトンが本音を漏らした(C)Getty Images フェラーリのルイス・ハミルトンが、グラウンドエフェクト…

苦戦したハミルトンが本音を漏らした(C)Getty Images
フェラーリのルイス・ハミルトンが、グラウンドエフェクトカーが導入された今季までのレギュレーションへの相性の悪さを吐露した。英『AUTO SPORT』誌など複数の欧州メディアによると、「このマシンで恋しくなるものは一つもなかった」と語るなど、2007年にF1にデビューしてから最も苦手にしていたといい、来季からの新たな車両規定導入を大いに歓迎した。
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グラウンドエフェクトカーはマシン下部からダウンフォースを得るのが大きな特徴で22年にF1で復活したが、来季からの新レギュレーション導入でグラウンドエフェクトによるダウンフォースの依存度が大幅に低下し、フロント、リアのウイングの角度を調整できる可動式空力システムが採用される。
ハミルトンも「17年は良かった。マシンが幅広になって、見た目もどっしりしていた。ダウンフォースも増えた。本当に最高だった。このジェネレーション(現行マシン)は史上最悪だと思う。次のジェネレーションが、これ以上悪くならないことを祈る」としている。
17~20年の4連覇を含めて7度ワールドチャンピオンに輝き、13年間所属したメルセデスを離れて今季から名門フェラーリに移籍した。優勝請負人として期待をかけられたが、24戦を走って決勝での最高位は4位。デビュー後初めて表彰台に1度も乗れなかったシーズンとなり、シーズンランキングも6位に甘んじた。2年連続でチームメートよりも獲得ポイントが少なかった。
フェラーリは来季の車両開発を見据え、6月時点で今季型車両の改良を打ち切ったとされているが、それを促した1人がハミルトンだった。専門メディアの『motorsports.com』にも「チーム代表(のフレデリック・バスール)には自分から強く働きかけた」と認めているという。
ハミルトンがフェラーリと締結した契約の期間は2年で来季が最終年。仮に満足のいく結果を残せなかった場合は、27年はチームのリザーブドライバーで、ハースにレンタル移籍されていたオリバー・ベアマンにスイッチする恐れがあり、このままで引退に追い込まれてしまう。
来年1月7日で41歳を迎え、年齢的にも盛りは過ぎている。「ティフォシ」と呼ばれる熱狂的なイタリアのフェラーリファンもやきもきしているとされ、崖っぷちのシーズンとなるのは必至。19年間のF1生活で培ったノウハウを総結集して臨む以外に生き残る道はない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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