2025年に向けた阪神の補強を振り返る 阪神は2025年のシーズン、2年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。2024年のオフ…
2025年に向けた阪神の補強を振り返る
阪神は2025年のシーズン、2年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。2024年のオフには、支配下で助っ人3選手を補強するなど、藤川球児新監督の1年目へ体制を整えた。昨年オフの補強は、結果につながったのか振り返っていく。
阪神は2024年シーズンをリーグ2位で終え、岡田彰布監督の退任が決定。オフには新外国人としてジョン・デュプランティエ、ニック・ネルソン両投手、野手ではラモン・ヘルナンデス内野手を獲得した。
獲得時30歳のデュプランティエは、15試合に先発登板して6勝3敗、防御率1.39の好成績をマーク。ネルソンも6月は8試合無失点を記録するなど、23試合で2勝1敗7ホールドで防御率1.93。デュプランティエは8月に負傷離脱してしまったが、ともに”あたり助っ人”と言っていい活躍だった。
阪神は2024年オフ、同年に苦戦したシェルドン・ノイジー、ヨハン・ミエセス両外野手が退団に。野手では2024年に3Aで22本塁打を放ったヘルナンデスを獲得した。しかし開幕後はなかなか期待の本塁打が飛び出ず、9月に1本のみ。ポジションの面でも三塁には佐藤輝明内野手、左翼は前川右京外野手、高寺望夢内野手ら若手が起用され、出番は少なかった。3選手とも2年保留者名簿外に。なかでも2投手は今季の成績的にもチームとしては残留してもらいところ。今後の去就に注目が集まる。
シーズン真っ最中の7月、電撃復帰を果たしのが、ラファエル・ドリス投手だ。2019年オフに退団後はブルージェイズで2年間プレー。その後はマイナーなどを経て四国IL・高知でプレーしていた。37歳にして帰ってきたかつての守護神は、豪速球と鋭いスプリットが健在。20試合で防御率1.93の好成績を残した。また、同月にはグラント・ハートウィグ投手を獲得。16登板で2勝0敗5ホールド、防御率3.65とまずまずの結果も、故障もあって10月に帰国し、すでに退団が発表されている。
また、DeNAから戦力外となっていた楠本泰史外野手を獲得。新天地での打力開花が期待されたが、1軍では16試合の出場に終わり、シーズン後に戦力外に。その後引退を発表した。(Full-Count編集部)