日本ハムからFAで巨人に加入した松本剛(C)産経新聞社 2月1日のキャンプインで、サバイバルの号砲が鳴らされそうです。 …

日本ハムからFAで巨人に加入した松本剛(C)産経新聞社
2月1日のキャンプインで、サバイバルの号砲が鳴らされそうです。
ポジション争いが激しさを増す、巨人の外野陣です。今オフ、日本ハムからFAで松本剛が加入しました。2022年シーズンでは打率.347を記録し、パ・リーグの首位打者に輝いたバットマンの加入で、ハイレベルな生存競争が展開されることは必至。開幕スタメンの3人がいったい誰になるのか、予想が困難な状況になっているのです。
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スポーツ紙のデスクは言います。
「基本、FAで新加入した選手は優先的にスタメン出場するのが通例。松本剛もそうなると考えるのが自然でしょう。25年シーズンで17本塁打とパワーを見せつけた(トレイ)キャベッジも、岡本(和真)を欠く中で外せない存在。残り1枠をベテランの丸(佳浩)、内野からコンバートし、躍進著しい中山(礼都)、守備も光る若林(楽人)や佐々木(俊輔)、ファンからの期待が大きい22年ドラフト1位の浅野(翔吾)らが争う構図と言えるでしょう」
ここから誰が生き残るのか。前述のデスクは続けます。
「丸は確かに全盛期の勢いこそありませんが、それでも25年は打率.267をマークするなど、試合に出れば最低限の仕事ができる。2000安打まで残り71本に迫っていて、本人のモチベーションも高い。『丸以上の仕事ができるかどうか』が一つのハードルになります。その点、中山には期待したい。25年8月には月間打率.316、3本塁打と躍動し、ギリギリの戦いが続いた9月以降、バットも振れていた。『礼都がライト』をつかめるか、26年の見所でしょう」
ルーキーも楽しみな存在です。中央大からドラフト4位で指名された「亀井二世」こと皆川岳飛は東都大学リーグが誇るヒットメーカー。高い身体能力を誇り、大学最終戦でリーグ通算100安打をマークする勝負強さを兼ね備えています。大学ラストシーズンでは打率.447で首位打者に輝きました。
「バットコントロールに優れ、野球センスが際立ち、阿部(慎之助)監督の好きなタイプ。春季キャンプ、オープン戦でアピールに成功できれば、開幕スタメンに抜擢される可能性もゼロではありません」
ハイレベルな競争こそ、チーム強化の礎。熱きサバイバルに、巨人ファンの期待が膨らみそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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