プレーだけでなく、ファンへの気配りも超一流の河本結(C)Getty Images 2025年の国内女子ゴルフツアーでは、…

プレーだけでなく、ファンへの気配りも超一流の河本結(C)Getty Images
2025年の国内女子ゴルフツアーでは、思わぬハプニングもあった。「明治安田レディスゴルフトーナメント」(宮城県・仙台クラシックゴルフ倶楽部、7月17~20日)は、大会前に熊出没の目撃情報があり、安全面への配慮から、無観客での開催となった。小祝さくらが3日間に短縮された大会を制した中、女子プロゴルファーたちの超一流の気配りが目立った。
【動画】惜しい!アプローチがわずかに外れ、崩れ落ちる河本結をチェック
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が7月22日に更新した公式インスタグラムでは、「安全面を考慮し、急遽無観客開催となった今大会 静寂のコースに響く声 選手たちは、現地に応援に来られないファンへ、カメラ越しに想いを届けようと奮闘していました」と記し、その様子を詰め込んだ動画を投稿した。
フェアウェーにナイスショットを放った脇元華が「やったー!嬉しい~!」と歓声を上げると、ロングパットを決めた笠りつ子は「やったー!ありがと~!」と声高に感謝を口にした。そして、惜しくも1打差の2位タイだった河本結は、アプローチがわずかに外れ、横に崩れ落ちる場面も。その他にも、カメラに向けて、手を振ったり、ピースサインをする選手の動きが収められていた。
その河本は大会2日目に、自身のインスタグラムのストーリーズ機能を使い「きっとファンのみなさん、テレビ越しで“ナイスバーディー”って言ってくれると思うので、明日もカメラに向かって、手を振りますね」とつづっていた。有言実行のプロ意識だった。
河本は2025年シーズンに自身初の年間複数回優勝となる2勝を挙げ、メルセデス・ランキング3位に入った。そのうちの1勝は、8月に開催された「北海道meijiカップ」。そして、副賞だった10年分の明治製菓のお菓子を5年分に折半して、出身地の愛媛県松山市、大会開催地の北海道北広島市の児童養護施設に、それぞれ寄付したことが大きな話題になった。
SNSで公表したプロ8年目での「はじめての夏休み」も功を奏した。連戦の疲れからコンディション不良に陥り、7月に2週連続で途中棄権。その後、2大会の参戦を挟み、出場権のあった海外メジャー「AIG全英女子オープン」を回避。オープンウィークは故郷で英気を養った。
「会いたい方に会えて、見たい景色を見れて、行きたいところに行けて、ほんっとに幸せな夏休みでした 仕事の人生も、私の人生も 全力でたのしむっ!!」。Xでつづった通り、心身ともに充電できた河本は、その後の2勝につなげてみせた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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