広島・野間峻祥外野手(32)が30日、オフ期間で“シンプル打法”を習得する考えを明かした。「よりシンプルに、あまり力感…

 広島・野間峻祥外野手(32)が30日、オフ期間で“シンプル打法”を習得する考えを明かした。「よりシンプルに、あまり力感なく反動を使わずに飛ばせたら理想。下(下半身)の使い方を見直そうと思っている」と打撃改良を図る。

 改善点は明確で「(体が)一塁ベンチ方向に倒れ、かかと体重になることが多い。そこが自分の永遠の課題。その部分が安定すればある程度、強い打球も打ててくる」と分析した。現状打開に向け、10月からは広島市内にある動作解析の工房「上達屋」を定期的に来訪し、股関節まわりを強化している。

 「小さい動きをする中で、大きい動きができれば一番効率がいい。(右)膝が前に出ないとか(体を)回転させようとし過ぎて軸がブレることがないように。股関節を安定させた中で打つことができればベスト」と体の反動に頼らないスイングを目指す。

 今季の出番は終盤の代打がメイン。シーズン全体では79試合の出場で打率.247、0本塁打、15打点と不完全燃焼に終わった。見据えるのはレギュラー返り咲き。働き盛りの32歳は妥協を許さず、打撃を磨いていく。