ディベイニーはマイナー通算85発の強打も期待されている(C)Getty Images 阪神は2026年、球団史上初のリー…

ディベイニーはマイナー通算85発の強打も期待されている(C)Getty Images
阪神は2026年、球団史上初のリーグ連覇を目指す。直近3シーズンで優勝を2度経験した生え抜きスター選手たちが勢ぞろいするなかで、藤川球児監督はリスタートとなるシーズンでどのようなラインアップを組んでくるのか、早くも注目が高まっている。
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今季ぶっちぎりの優勝を果たしたシーズンでは、1番から5番まで固定した選手たちがそれぞれの役割をしっかり果たしたことも大きかった。
1、2番の近本光司、中野拓夢。近本は5年連続となる7度目の盗塁王、中野はチームトップの打率.282を残すなど、1、2番打者として流れを作った。
3番の森下翔太はキャリアハイの23本塁打、89打点をマーク。さらに大きく飛躍したのは4番に座った佐藤輝明だろう。40本塁打、102打点と打撃タイトル二冠に輝き、三塁守備も安定感を増した。攻守でチームを支えた。
森下、佐藤の後ろの5番は大山悠輔。チームトップの得点圏打率.316をマーク。しっかりと5番の役割を果たした。ここまでは不動のオーダーとしてしっかり機能した。
そして26年シーズン、上積みを果たしたいポイントとしては、6番以降の打順にある。下位打線が弱かったことで上位につながりを持たせる、相乗効果をもたらせず。この点が改善を図れれば、“最強打線”になると予想されている。
“恐怖の6番打者”、注目の1人目は新たに加わった助っ人内野手のキャム・ディベイニーだ。マイナー通算85発、内野では三塁、遊撃を主とするが、チーム課題の一つとされる「打てる遊撃」候補としてしっかり機能すれば大きい。
もう一人は即戦力の呼び声高いドラフト1位内野手の立石正広だ。すでに指揮官も来春のキャンプは主力中心の宜野座スタートを明言しているが、キャンプ、オープン戦としっかりステップを上がり、アピールを続けていければ、開幕1軍入りも十分、射程圏内とされる。
逆方向にも飛ばせる豪快な打撃も持ち味、右の強打者として活躍が期待される。
ディベイニー、立石らがしっかり6番など下位の打順を盛り立てられれば、一層スキのない打線となることは確実。また指揮官はこれまでも独創的な用兵で勝ち星を積み上げてきたとあって、打順の新機軸が注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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