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 ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、右ふくらはぎ負傷のため12月に入って8戦連続で欠場し、今月28日(現地時間27日、日付は以下同)のシカゴ・ブルズ戦で待望の復帰を果たした。

 そのブルズ戦でアデトクンボは29得点8リバウンド、続く30日のシャーロット・ホーネッツ戦でも24得点4リバウンド7アシストをマーク。2連勝を飾ったバックスは、14勝19敗でイースタン・カンファレンス11位にいる。

 プレーイン・トーナメントへ進出できる最終枠の10位にいるアトランタ・ホークス(15勝19敗)とは0.5ゲーム差のため、バックスがここから調子を上げていくことができれば、上位浮上も十分可能だろう。

 ただ、バックスは大黒柱のさらなる戦線離脱あるいは長期離脱を回避すべく、最低5~10試合は出場時間制限を設ける方針。事実、アデトクンボは復帰後の2試合でいずれも26分未満のプレータイムに抑えられていた。

 ホーネッツ戦で、今シーズン19試合目の出場を終えた31歳のフォワードは、自身の現状をこう語っていた。

「出場時間の制限がある中でプレーするのは好きじゃない。本当に嫌なんだ。なんだか急かされているような気がするし、雰囲気を作ってゲームを終えないといけない。それだけ本当に短い時間なんだ」

 82試合のレギュラーシーズンは、約6カ月間を要する長丁場。バックスは33試合を終えた段階で、2026年1月1日のワシントン・ウィザーズ戦を含めて49試合も残されている。

 アデトクンボのコンディションは、バックスにとって最重要課題と言っても過言ではないだけに、フロントやコーチ陣は慎重に見ていることだろう。もっとも、今後この男が出場時間制限から解放されることで、バックスはさらに勢いを増すことになるかもしれない。

【動画】バックス対ホーネッツ戦のハイライト