国学院大出身ルーキーのロジスティード平林清澄(23)が、実業団の「花の2区」で全国デビューする。30日に全日本実業団対抗…

国学院大出身ルーキーのロジスティード平林清澄(23)が、実業団の「花の2区」で全国デビューする。

30日に全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝=来年元日)の会見に出席。発表された区間エントリーで最長区間2区に登録され、9月の世界選手権東京大会マラソン代表の小山直城(ホンダ)や1万メートル日本記録保持者の鈴木芽吹(トヨタ自動車)らとのマッチアップを心待ちにした。

11月の予選となった東日本実業団駅伝ではアンカーとして優勝のゴールテープを切った。

この日、2日後に迫ったニューイヤー前の会見で平林は開口一番に「この記者会見の場で、世界陸上代表の選手と一緒にこんな登壇させてもらえることにすごくうれしく思います」と実を込めた。

1年目で抜てきされたのは、上州路の花の2区(21・9キロ)。「去年までは箱根駅伝という舞台で戦っていましたけども、さらに1つ上のニューイヤー駅伝という舞台で戦えることっていうのがすごい。自分としてもワクワクしているという印象です」と興奮気味だった。

大学時代は当時のマラソン学生記録を樹立すれば、出雲駅伝、全日本大学駅伝の優勝の原動力に。そして今年1月の箱根駅伝では花の2区を務めた。

今回のニューイヤーでは同じ2区に創価大出身の吉田響(サンベルクス)。さらに青学大出身の太田蒼生(GMOインターネットグループ)や駒大出身の篠原倖太朗(富士通)もデビューを迎える。

ルーキーを代表し、平林はこう誓った。

「箱根駅伝の時も命がけの戦いを3大駅伝で繰り広げてきた仲間。ニューイヤー駅伝でもしっかりとそのライバルも意識しながら命を削るような戦いができれば。さらにニューイヤー駅伝をいろんな人に見てもらった時に『すごい大会だな』って思ってもらえるような走りをしたい」。

新年1発目のレースを華々しく飾る。