<KNOCK OUT:「KNOCK OUT.60~K.O CLIMAX 2025~」>30日◇東京・代々木第二体育館第4…

<KNOCK OUT:「KNOCK OUT.60~K.O CLIMAX 2025~」>30日◇東京・代々木第二体育館

第4試合のKNOCK OUT-RED女子-48キロ契約3分3回延長1回でぱんちゃん璃奈(31=フリー)が、元タイ国プロムエタイ協会2階級王者の強豪サネーガーム・サックチャムニ(17=タイ)と対戦。キック、首相撲を中心としたムエタイテクニックの前に、思うように攻撃を当てることができず、判定0-3(29-30×2、28-29)で敗れた。

「残り1年での引退」を公言しているぱんちゃんは、WBCムエタイのベルトを目指し、キャリア初のREDルール(肘あり)に臨んだが悔しい敗戦。試合後には「蹴りはもちろん向こうの方がうまいのが分かったので、何とかパンチを当ててポイントを取らなきゃと思って、カーフとパンチでという作戦だったんですけど。(自分の)パンチの距離で全て(相手は)テンカオ、ミドル、前蹴り…入らせてもらえない。こういう蹴りで入らせてもらえない選手と戦ったのが初めてなので。パンチで来る選手には打ち合えるので私のパンチも入ったんですけど、全て蹴りでいなされたので届かなかった。うまかったな」と肩を落とした。

試合前には「ジムの女子選手が安心して通えるジムじゃなくなったということですね」と、自身のトレーナーも務めていたteam AKATSUKI代表でキックボクサーの良太郎を告発し、契約を解除した。この日の試合後には「そんなのを言い訳にしたくないのでしないし、ここで勝ってやっぱりすっきりしたかったんですけど。プライベートもキックもどっちもダメだからどうしようっていう感じ。どうしたらいいですかね?」と涙を浮かべながら問いかけた。