<全国高校ラグビー大会:東福岡38-24早実>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場3大会ぶり8度目の優勝を狙う東福岡が…
<全国高校ラグビー大会:東福岡38-24早実>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場
3大会ぶり8度目の優勝を狙う東福岡が、シード校として初戦の2回戦を辛勝で突破した。ノーシードの早実(東京第2)に、スコア以上に苦戦した。
藤田雄一郎監督(53)は「向こうの守備が素晴らしかった。勝ちきったことが収穫」と評した一戦。
前半3分、FB早坂俊吾(3年)の先制トライが生まれるなど、序盤で14-0としたが、そこから早実の規律ある攻守に苦戦。
バックスの決定力を中心に、東福岡はトライ6本で相手は3本。要所ではスキのない攻撃を見せたが、選手も「苦戦」と認めた。
早坂は「当たり前のことを、当たり前にやろうと意識していた。ミスで相手に流れがいってしまった。(次は)エラーしないこと」と猛省。
主将のNO8須藤蒋一(3年)も「早実の守備は素晴らしかった。次はリラックスしてできれば」と、反省を続けた。
来年1月1日の3回戦の相手は、慶応志木(埼玉第2)に決まった。早大、慶大といった名門大の系属、連携校との2試合連続の対戦となる。
早坂は「伝統校にリスペクトを忘れず、思い切り戦いたい」と意気込んだ。22年度の優勝を見て東福岡に進学した選手が多く、3大会ぶりの日本一へ教訓を得た初戦になった。