「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、京王アリーナTOKYO) 女子シングルス決勝が行われた。世界選手権女王で五…

 「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、京王アリーナTOKYO)

 女子シングルス決勝が行われた。世界選手権女王で五輪3大会連続代表の山口茜(再春館製薬所)は、前回優勝の宮崎友花(19)=ACT SAIKYO=を2-1で下し、2022年大会以来3年ぶり5度目の優勝を果たした。

 第1ゲームは、山口が8連続得点などで21-14と圧倒。ただ第2ゲームは宮崎が意地を見せ、ジュースの末に23-21で取り切り、試合を振り出しに戻した。エースと次世代エースの戦いは、最終ゲームも大接戦。ミスが許されない息が詰まるラリーが繰り広げられた。

 試合は1つのミスで動いた。8-8と同点の場面。宮崎がネット前の攻防で相手の体勢を崩したが、決め球がコートの外に落ちた。チャレンジしたが覆らなかった。流れは山口。最後は21-13で勝負が決まった。

 山口は「うれしいです」と笑顔を浮かべ、「今力を付けている選手。自分も向かっていく気持ちでやった。すごく疲れたけど今大会1番のプレーができた。楽しい気持ちでのみ込んでやろうと思った」と実感を込めた。今後に向けては「来年も自分なりに精いっぱい楽しみながら頑張っていこうと思う」と力を込めた。